GWですね。

当地は穏やかな初夏の陽気が続いています。

 

今年は過去2年に比べて観光客の人が多く

少しずつ活気が戻っていると感じます。

 

我が家は娘たちの要望を受けて

本屋さん巡りをするGWになっています。

 

それに便乗して、私も本屋さんで

仕事の学びの本を購入しました。

 

「発達に遅れがある子どものための文字・文章の読み書き指導」

 

 

 

私の仕事は、小中学生の外国ルーツ生徒に日本語を教えることですが、

生徒が抱える課題は様々です。

 

話すことが得意でも、読み書きが苦手な子は

その原因を探ることがとても難しいです。

 

言語の違いが原因なのか。

言語に関係なく、文字の読み書きそのものが伸びにくい個性なのか。

 

小中学校の通常級で行われる一斉授業とは

異なるアプローチが求められるのが私の仕事です。

 

私は本来、発達については素人ですが

それに胡座を書いていては、

貴重な生徒の発達する時間を浪費してしまいます。

 

専門家ではないので、診断や療育をすることはできませんが

「専門家に繋いだほうがいいのでは?」

と意見することまではできます。

 

そのように意見するためにも

やはり子どもの言葉(聞く・話す)や読み書きの発達過程を

多少は理解しておいた方が良いのは間違いありません。

 

上にリンクを貼った本は、

特別支援学校で働かれた経験を持ち

今は特別支援教育のノウハウを提供している方が

読み書き指導のために執筆された本です。

 

そのための予備知識として、

新生児が声や自分の手足を認識して使えるようになるまでや

言語というものをどのように獲得するかという

発達のスタートから触れています。

 

そして、「書く」前に必要な発達やその順序

「書ける」までに必要な各種の成長とその促し方など

沢山の基礎知識とアイデアが書かれています。

 

最後は「作文指導」まで、触れられています。

 

実は、ぶどうは「聞く・話す」に比べて

「読む・書く」はあまり得意ではありません。

「ぶどう個人の中での差」を見るならば

恐らく結構な差があると思います。

 

それはウエスト症候群の影響かもしれないし

それとは関係ない生まれつきの性質かもしれません。

どちらにしても、個人内で能力差があることは間違いないです。

 

勉強そのものの理解はできていますが

「書く」という作業は嫌いなようで

すぐに「疲れた」と言います。

 

仕事で向き合う生徒さんを理解するために買った本ですが

ぶどうの読み書きを手助けするアイデア箱としても

役に立ってくれそうな本でした。

 

 

この本を、ここで紹介したのは

ブログを始めてから、「言葉の発達」ということに

悩むブロ友さんと巡り合ってきたから、

ということも理由のひとつです。

 

私は専門家ではないですし

オンラインでの関わりなので、大変無力ですが

こうして「参考になりそうな本」の情報を共有して

その中から、何か支えになる情報があったら良いな…

 

そう思っています。

 

私も、この本で学んだ情報を

上手に生かして、生徒やぶどうのサポートに励みたいと思います。