2000年
さて、作家になるために上京しました。
が、作家のなりかたがわからない。
作家のなりかたもわからなければ、小説の書き方もわからないし、なんなら大変そうなので、できるだけ小説も書きたくない。
でも多分自分には才能があって天才だと思うし、作家以外になれるものも思い付かない。
作家にならなれると思う、小説書けなくても、多分天才だからなんとかなると思う。
ってって漠然と東京にはきたものの、何をしていいかわからないのです。
表向きは学生の身分でしたが、ろくすっぽ学校にもいかず、エロゲーにはまり、当時の名作ゲームを数こなしては、いやー、文学だわー、とか言ってました。
もちろん作家になるのも忘れてません。
忘れずに、いつなるのかな?そろそろなってきてるのかな?とか考えてました。
でも不思議となってないんです、待てど暮らせど。
もちろん作家を目指した活動など何もやってません。
何したらいいかわからないし。
ひたすら待つ。エロゲしながら。
当時のエロゲは今考えても名作だったなあと思う粒揃いです。
雫、KANON、ドリル少女ナミ、マジカル☆アンティーク。
タイトルあってるか怪しいけど、酒飲んで号泣しながらプレイしていました。
もはや書くどころか、小説も読んでいない有り様でしたが、作家志望通り越してこの頃は作家を自称しはじめます。
ところで思い出したんです。
中島らものエッセイだったと思うんですけど、友人の詩人の話。
誰よりも詩人だった友人は、詩など書いていなかったけれど、生きざまがとにかく詩人だったと。
布団の中で何日も寝ずにゲームに勤しみながらそのことを考えていました。
ひょっとして、これじゃなかろうか?
書かなくても作家になる方法。
小説を書く作家になる方法はわからなくても、生きざまを作家にする方法なら、なんとなくわかる気がする。
ようはあれだろう。
酒とセックスとロックンロールだろう。
ロックンロールはよくわからんので、とりあえず酒とセックスを強化して、ロックンロールは多分あれだな、なんか傍目にわけのわからん行動を多目に取り入れればロックであろう。
だいぶお先真っ暗な自覚はあったのですが、なんだか先が見えた気がしました。
とりあえずその日は酒を飲みつつエロゲをすることで、酒とセックスのノルマを消化しました。
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