生活情報サイトのレタスクラブがやっちゃったみたいですね。

既に複数のまとめサイトで魚拓付きで掲載されていますが

 

運営元であるKADOKAWAからの新版する『子どもが天才になる食事』という本を

ベースにした内容らしく、そのトンデモ本には下記のような記載があるようです。

 

毒メシの構成要員として

・牛乳やヨーグルトなど多くの「乳製品」を含むもの
・マグロなど「水銀」を含む大型魚
・菓子パンやチョコレートなど「トランス脂肪酸」を多く含むもの

 

なんていうか、未だに乳製品批判なんてやっているんだ・・・と思いますし

水銀にしろ、トランス脂肪酸にしろ、一般的な食事量からは問題にならないのに

量の概念なく危険と騒ぐトンデモ情報は健在なんですね。

 

twitterでも話題になっていましたが、『子どもが天才になる食事』という本について

補足しておくと、著者は菊池洋匡氏と菊池則公氏、監修が宮澤賢史氏となっており

 

調べてみたら、こんなのがありました。

 

トンデモ医学として有名な分子栄養学(オーソモレキュラー)に傾倒していますね。

私の敬愛する桑満おさむ医師(五本木クリニック)も、自身のブログに書いています。

トンデモさんからのDM、オーソモレキュラー療法セミナーのお誘い。

リンク先の記事内にも、こう書かれています。

いかにも自然派のみなさんが喜びそうな栄養学風のトンデモ系ニセ医学の一つです

少なくとも分子栄養学なる学問は正式な医学分野には存在しませんし、分子整合栄養医学となるとかなりトンデモ臭が漂ってくる

偽医学判別用NGワード「薬に頼らず」でおなじみのオーソモレキュラー療法では「藤川理論」なんてもの有名ですが、とにかくビタミンとタンパク質(プロテイン)と鉄分を大量に摂取するのが特徴で、自身のクリニックでもサプリメントの販売をしています。
また、“前例の無いものは論文として認めてもらえない”と主張して、論文ではなく、一般書籍で自身の理論と分子栄養学の啓蒙をしていますが、実際には専門家が見たらトンデモな論文しか書けないことと、一般書籍なら収入になるからというのが本音だと思いますが。
 
ともあれ、以前に女性誌の『クロワッサン』が“おにぎりは発酵食品だから、素手で握るべし”という危険な記事を書いて話題になったこともありますが
 
素手のほうが愛情がとか、毒メシにしても、食べ物で子供の学力に差が出るとか
(女性向け情報サイト、女性誌の情報ですので、あえてこう書かせていただきますが)母親に間違った知識を植え付けることで、不要なプレッシャーや苦労を強いるやり方には賛同できません。
出版社や情報サイト運営元は、付き合うべき専門家をもっと吟味するべきですね。
 
今回、間違っているということで炎上したというのは、良い兆候だと思いたいです。
NGワードとして「オーソモレキュラー」「分子栄養学」覚えておいてください。