はじめまして。

つい最近、「自分は毒親育ちのアダルトチルドレンだったんだ!」とやっとこ気がついた、アラサーの麦子と申します。


毒親と言ってもいろいろですが、

私は殴られたり蹴られたり、食事をもらえなかったりと言った、いわゆる身体的虐待やネグレクトをされていた訳ではありません。



むしろ私の母親は、それはそれは一生懸命に、

自分を犠牲にしてまで育児や家事を熱心にするタイプでした。


そして口癖は、


「お母さんは麦子のためにこんなに頑張ってるの」


「だから親に感謝しなさい。子どもは親を敬うものなの」



私は母親のその言葉をしっかりと守り、

28歳までせっせこせっせこと、自分なりに親孝行をしてきました。


(母の日と誕生日には必ず当日にプレゼントを届け、比較的まめに連絡をしては身体を気遣い、できるだけ実家に帰る時間を作っては母の愚痴を何時間も聞き、自分の誕生日には「おかげさまで○歳になれました、ありがとうございます」と感謝のメールを送ったり。もちろん結婚式では感謝の手紙も読みました。)



そんな母親の望む "お利口さん" だった私ですが、

大人になって物理的に家族と離れる時間が増え、

色々な人と関わることで視野が広がったり、

周りの人の家族の話を聞いたりするうちに、


「あれ、うちの親ってなんか変かも、、」


「子ども時代はたくさんのことを耐え忍んできたけど、どうやらみんながそうじゃないみたい、、」


「毎年お正月に家族で集まるのって本当は前から億劫だった、、気を遣ってすごく疲れる。。」



などなど、

だんだんと家族への違和感が強くなり始めました。



"毒親" という言葉はその時点でも聞いたことがあったのですが、

自分とは関係のない言葉だと思っていました。


(自分の家は少し"しつけ"が厳しかった、くらいに思っていたからです。)



だけど消えない家族へのモヤモヤ。。


家族へのこの違和感はなんなのか、

自分の育った家族は普通なのか普通じゃないのか、、


ネットやYouTubeで調べようにも、この気持ちをなんと検索したらいいかがわからない。。


そんな日々を1年半過ごしました。(長い)



そして半年前、

「まさか違うと思うけど、一応やってみようかな」くらいの気持ちで "毒親育ちセルフ診断" をしてみたのです。


(ネットで検索するとたくさん出てくるので、気になる方はぜひ。)



質問項目が色々あるのですが、一部抜粋すると、


●親はイライラしやすく、心当たりのない八つ当たりをされていた


●親の言うことを少し聞かなかっただけで激しく怒られた


●悲しい・辛い・怖いなどで泣いたり落ち込んでいると「情けない!」と否定されり、「弱音を吐くな!」と言われていた


などなど。



「こんなの当たり前に決まってるじゃん」と思いながら全てにチェックをしました。

私の母親はまさにこの通りの人だったからです。


(むしろこれにNOと答える人はいるのか?と思い友達に聞いたところ、「そりゃ叱られることはあったけど、こんなことはされたことない」とのことでした。)



ひとつのサイトでは信憑性に欠けると思い、4つ5つほど試してみましたが、全てにおいて『毒親育ち』の結果でした。



そんなこんなで、「私は毒親育ちだったのだ」と30歳にして初めて知りました。


(実際にその診断結果を認める(受け入れる)のに数週間かかりました。。)



長くなってしまいましたが、

このブログでは、ただのアラサー女子が「毒親育ちだった」と気がついてからの


●心境の変化

●まず何をしたか

●長年封印してきた子ども時代の感情の整理

●これから親との関係をどうしていくか

●アダルトチルドレンならではの生きづらさをどうやって解消していくか


などなど、素人ながらに試行錯誤していく様子を綴っていきます。



最初は自分のノートに個人的に書き留めていたのですが、あえてブログとして公開した状態で記録していくことにしました。


私が過去に"毒親"や"アダルトチルドレン"について情報収集をしている時、

カウンセラーさんや専門家のアドバイスはたくさんあったのですが、それを実践してみた人の経験談がもっと聞きたいなぁと思ったからです。



素人の拙い文章ですし、人によって状況も全く違うので、果たして誰かの参考になるのかは謎ですが。。


「こんな人間もいるんだなー」くらいに思いながらお付き合いいただけたら幸いです。