こんにちは。
今回は毒親について綴ります。

私はモラハラの父、父の言いなりの母のもとで育ち暗い幼少期を過ごしました。

最近、ようやく毒親に対しての理解が進み、許せるようになってきました。
ここまでくるのに30年以上かかりました(笑)

正直、今でも心の奥底には「愛されなかった悲しさ、憎しみ」はあります。
そのため完全に親を許すことは難しいのですが、理解できたことで前進することができました。
きっかけは「精神医学」について学んだことです。


私はそれまで「発達障害」などは自分にも家族にも全く関係ない話だと思っていました。
しかし、そうではないことを知りました。

今まで自分を苦しめてきた父親の特徴が「アスペルガー」に当てはまりました。
なぜ私たちが傷つけられてきたのかその原因がわかったようで、とても気持ちがとてもスッキリし霧がはれたようでした。

そして恐らくアスペルガーである父自身も、生きづらさを感じている可能性があります。
ハンデがありながらも父なりに頑張って家族を養ってきたのだ、、、と気づいたとき。
自然と父親への憎しみも薄らいでいきました。


そして、身近な人では旦那、義母に関しては「ADHD」の特徴に当てはまります。
また、医学用語ではありませんが、私自身は「HSP」の性質があると自覚しています。

このように素人判断ではありますが、程度の差はあれ意外と「発達障害」の人、
もしくはグレーな人というのは想像以上に多いと思います。

私はそれまで「障害がある人」「障害がない人」と明確に分かれていると思っていました。
しかし、実際の世界は「白黒」で分けられておらず、「グレー」もあるし、様々なグラデーションがあることを知りました。
そして大事なのはそこには「優劣」はないということです。

「野菜」とひとくくりに言っても、様々な種類があります。
さまざまな色や味、食感、香り、、。そして適した土壌も野菜によって異なります。
それは人間も一緒だなと思います。

さまざまな個性があり、育った環境も違う。
そこにあるのは優劣ではなくて、単に「違い」であるということ。
私はトマトが大好きですが、世の中には苦手な人もたくさんいる。
万人に好かれる野菜がないように、私も人から嫌われることを恐れなくていいんだ、と思うようにもなりました。

白か黒か、正しいか間違えか、、、そんな思考で30年間生きてきた私でしたが、
いま生きている世界はとてもカラフルで自由であることに気づきました。
思考が柔軟になったおかげでストレスにも強くなりました。

どこの職場にもいるちょっと癖の強い人(お局っぽい人)にたいしては、今まで緊張してしまうタイプでした。
でも、最近はその人の良いところを見るようにして偏見を持たないようにしています。
壁を作らずに接することで、よい関係を築けています。

たまにキツい言葉が飛んできたときには、「この人は癖が強くて一般受けしないタイプだからパクチーだな(笑)」と
野菜に当てはめて遊んでガス抜きしています(笑)

私のように精神医学について学ぶことで、自分自身を救ったり、周囲の人を理解するきっかけになる方がいるかもしれない、と思い
今回のブログを書きました。
興味のあるかたはぜひ学んでみてください。