こんにちは。
今回は休職を決断した具体的なきっかけについて記載します。

2018年春、はじめて心療内科にかかり、その半年後に休職を決断しました。

その頃、「生きている」こと自体にそもそも多大なエネルギーが使わていました。
朝起きて出勤する、それだけで1日のエネルギーの80%くらいを消費していました。
(体をひきずって出勤している感じです)

また、服薬の服作用か「集中力の欠如」があり、加えて「ふとした瞬間に訳もなく涙がでる」という症状もでていました。
自分のコップ(心)に水が溢れかえっている状況なのに、注がれる水を止める手段がわからず、
溺れかけているような状態でした。


当時は商社の内勤をしていました。
業務の締め切り時間があり、正確さ、迅速さが求められる職種でした。

しかし、仕事にいくら集中しようとしても通常の3割くらいが限界。
残りの7割は「なんで私は生きているんだろう、、」という闇に吸い込まれており、
異世界に意識が飛んでいました。

そんな中、とある日に「締め切りに間に合わないかも!」という緊急事態が発生。
慌てて猛スピードで業務をしていたところ、私の目の前に鎮座していたお局様が一言放ちました。
「あなたのタイピングの音がうるさいせいで、頭痛がする!!」と。

そこで私の中で糸がプツンときれました。
態度には出さなかったものの、「この職場でもう働けない、働きたくない!!!!」と心の中では大泣き(笑)
その時、心の中で「休職」を決断しました。


今思うと、切羽詰まった状況で「なぜ助けをまわりに求めなかったのか」という反省点はありますが、
厳格な家庭で育ったせいか人に甘えることができず、自分で抱え込む癖(ある意味での弱さ)がありました。
そして当時センシティブだった私には、そのお局様の言葉がナイフのように突き刺さりました。


休職は経済的な問題なども関係するため、安易に決められず難しい決断だと思います。
それでも、自分を守れるのは最終的には自分自身。(最後は結局自分が信頼できます)
本当に限界を迎えたら、、命を立つなど最悪なことが起きる前に、主治医に休職のご相談をしていただいたいなと思います。


私は休職したことによって、それまでの自分の人生を振り返り、軌道修正する時間を得ることができたと思っています。
(そもそも「脱線している」ということに気づかず走り続けていました)

あのとき、脱線した状態で走り続けていたら、今頃どこに向かっていたのか、、、。
終着点は闇の中ですが、私は今ここにいなかったかもしれないなと思います。

次回は休職を決断したその後、について綴ります。