こたつとみかんと漫画


それは外国人の自分にとってはテレビの向こう、つまりアニメやドラマの主人公の専有物であり、現実とは程遠いものでした。そんな自分がはじめてこたつに出会ったのが大学3年の時の大阪です。


何十年ぶりの寒波に関西が震えてる中、貧しい大学生であった三人の大学生はホテルではなく、壁の薄い宿に泊まることになりました。まだ乾いていない髪の毛が凍ってしまうほどの室内で、自分らはこたつの中に足を潜めて、冷えた鼻をお茶で暖めました。それからこたつを見ると、あの時見た大阪の静かに眠っている夜明け前の街で缶コーヒーを飲んだ事や笑えずにいられなかった旅中のエピソード、そして一緒に笑っていた友達の顔を思い出します。


その記憶を忘れられず、はじめての給料でこたつを買いました。毎日どんな寒さが自分を待っていたとしても、家に帰ったらこたつの中の大切な思い出を思い出せると思ったら耐えられる事が出来ます。


この先の道に、どんなこたつの思い出が出来るのかとても楽しみです。

こたつに入りたい

 

 

 

 

 

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