別の140字
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最近、救いようがねーよと思った映画 1

『ルー=ガルー』
近未来の雰囲気が整いすぎて、ちっとも面白
くない。「借り物」のイメージが強い。せっ
かく実写じゃなくてアニメなんだから、もっ
といろいろ独創的なモノがあれば楽しかった
のに。つまんない。

『神様ヘルプ!』
「悲惨な事故の記憶を、脳を手術することに
よって消したんだ」「そうだったのか」って、
それだけですごいホラー映画になることをサ
ラリと流すところが太い。いや、ありえない。
「娘の結婚が許せなかったから、婚約者を切
り捨てたんだ」「厳格な軍人だったからな」
って…全部、日本の話らしいですよ。

『ホーンティング・ラバー』
ホラーとかミステリーとかは、中心となる物
語がしっかりしてないと、信じられないくら
い話にならないモノになるんだなと、いろい
ろ勉強になった。ミス・ディレクションな描
写があるんだけど、柱がしっかりしてないか
ら、種明かしされても、きょとんとしちゃっ
た。

『東京島』
どういう映画を作ろうと思っているのか、ま
ったく見えない。ひょっとしてコメディかも、
と思うが、ほぼ笑えない映画なので、それは
ちょっと違うのかなと。原作を片手に演出し
ている様子が目に浮かぶ映画。

ジャパニーズ・ホラー妄想

仲間と飲んで酔った中年ババアが山手線に駆
け込み乗車。扉に挟まり仲間と笑い会う。「ひ
ゃ、はは、トミさん、大丈夫ー」。しかし山
手線は、扉をふたたび開けることなく、その
まま走る。ババアは、鉄柱に激突し切り株。
見ると、他のすべての扉にも切り株が
…ジャパニーズ・ホラー『山手線は止まらない』

昼休み、食後に路上で一服するサラリーマン
オヤジ。通りがかりの者に注意され「ばーか、
オレは吸いたいときに吸う主義なんだよ」と
オヤジ悪態をつき、吸い終わったタバコを、
足下の水たまりに指で弾き捨てる。が、その
水たまりにはガソリンが。炎はオヤジの少な
い頭髪も、一瞬にして焼き尽くす
…ジャパニーズ・ホラー『嫌煙ガソリン』

若者が自販機で飲み物を買う。しかし、あま
り冷たくない。怒った若者、自販機を蹴る。
するとガコンと音がして、もう一本ドリンク
が。「お、ラッキー」と若者が取り出し口に
手を入れるやいなや、そこから溶岩が吹き出
し、若者を焼き尽くす
…ジャパニーズ・ホラー『自販機ボルケーノ』

老婆が電車に乗り込む。空いている席をめざ
とく見つけ、老婆とは思えないスピードで奪
いに行く。無事、席を勝ち取り喜んだ瞬間、
座席の下から何本かの鋼鉄の針が生え、一瞬
にして老婆を貫く。見ると、他の席も串刺し
になった客ばかり
…ジャパニーズ・ホラー『アイアンメイデン超特急』

最近、こりゃダメだと思った映画 1

『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』
土砂降りの雨が降ってて、ケンタとジュンが
泣きながら怒鳴りあってて、あー例の記号的
なヤツだーと思ったんだけど、そのゲリラ豪
雨が急にパッとやんだら、二人ともケロッと
する。これは面白かったな。豪雨がカタルシ
スみたいな。

『ゴスロリ処刑人』
冒頭で、タバコを吸いながらナポリタンを食
うシーン。これが不味そう。しかもしつこい。
イライラ感が高まってきて、最高のシーンだ
った。あんな不味そうなナポリタンは、見た
ことがない。タバコも不味そうだったよね。
そういう描写は、すごく好きなんだ。

『乱暴者の世界』
初めのほうで、今の言葉っぽい台詞のやりと
りがあるが、これは面白かった。やっぱり、
「今」の言葉は廃れるから残しておくべきだ
し。で、それが、あとの古い言葉遣いと対極
をなすわけだ。ま、それは…うーん、これも、
ヨシとするか。俳優さんも、けっこう今風言
葉に慣れていないみたいな感じが面白い。

『死刑台のエレベーター(角川)』
ルイ・マルの元作品に翻弄される感じが、蜘
蛛の巣に捕らわれた獲物みたいで面白い。も
がくもがく。からまるからまる。モーツァル
トの才能に嫉妬するサリエリみたいで、とて
も面白い。

『十三人の刺客』
「ONE OUTS」の渡久地みたい。キャストの
弱さとか、ストーリーのつまらなさとか、好
戦的な雰囲気とかを、うまくいろんなギミッ
クでごまかしたところは巧い。みんな、そっ
ちにしか目がいかないよ。

『The Last Message 海猿』
「国が千五百億もかけて作ったレガリア」と
「五人の命」を天秤にかけるのがいい。わか
りやすい。そりゃ誰でも「五人の命」に一票!
でしょ。これが、「環境のために…」とか「レ
ガリアが何千人かの難民を救うのだ」とかだ
と話が違ってくる。そういう感覚は正しい。
だいたい千五百億って、いくらなの?