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ついにこの日がやってきた・・・!!
 
 
朝7時から美容室で嫁支度。

私の振り袖(この歳で振袖も悩んだが、せっかく母が生活が苦しい中、成人式に作ってくれたものなので、もう一度着てあげたくて)とホップの貸衣装の着物は、すでに美容室に届けてあるのでタクシーで体だけで行く。

 

 

 

 

その美容室はご自宅なんで

美容師さんのお子さんも「わ~!デカイ外国人~!」

って支度部屋を見に来る(笑)。

 

 

思ったより、時間がかかったが

支度を終えてタクシーに乗り、ホテルへ戻ったら

親戚のおじさんが玄関でタバコ吸ってて

降り立った私たちを見て飛び上がってた(笑)。

 

 

「ムギか!誰かと思った!!!」

 


←誰??


 

ホテルのロビーには

私の母方の親戚が日本各地から大集合。
近くにもホップの家族が正装して座ってる。

 

 

「本日はおめでとうございます。」が飛び交う。
今日、担当してくれる介添え人の人とか

集まってくれてる親戚とか、ブライダル担当の人とか。

 

 

私たちの周りにどんどん集まってきて話しかけられて

いったいどこへ最初に行けばよいのか分からず

ただただオロオロして挨拶してる様子を

弟や親戚がビデオや写真に取りまくる(笑)。
ロビーの他のお客さんも、2メートルの外国人の和装の花婿に、どよめき沸きあがる。

 

 

混沌(笑)。

 

 

そこへ弟が母の車椅子を押してやってきた。
母は満面の笑みで

「ほ、ほんとにムギ??」って目を見開いて驚いている。
ホップのお母さんも「ゼーア・ショーン(美しい)!ムギー!」ってビデオを回す。
親戚のおばちゃんは「黙っとったら絶対に13も下って分からんけん

人に言うたらいかんよ!」と耳うち(笑)。

 

 

「さあ!時間がありません!神社へ行きましょう!」

って介添え人さん。

 

 

 

 

神社では、挙式だけ参加してくれる親友二人の姿が。

寒いのにごめんよう~!
私なんて彼女の結婚式には

スピーチ担当であるにもかかわらず、二日酔いで遅刻したというのに。

二人ともホップには面識があるので「よかったね~!」と駆け寄ってきてくれる。
なんかこの二人の顔を見るとホッとして挙式前の緊張もほぐれる。

ほんとにありがとうね。

 

 

大事な人たちだけに囲まれて式を挙げる、、、(涙)。

 

ほんとに幸せ。

やっぱりやってよかった。

 

 

 

さて、開始15分前に私たちだけでリハーサルに入る。
リハーサルの間はカメラマンは撮影自由なんで

友人のフォトグラファーGさんが私たちを撮りまくる。

その姿がカッコイイ。

 

 

神主さんが式の流れを説明してくれるのだが、不安。
こんな複雑な手順、覚えられないよ~と思っていたら、

介添え人さんが

「本番も同じように指示してくれるから大丈夫ですよ♪」

って耳打ちしてくれた。ほ~。そりゃそうだよね。

 

 

さあ、いよいよ本番。

おごそかな雅楽が流れる中

私たちは入り口に立って客をお迎え。

 

 

 

 

みなさんが立ち止まってすばやく写真を撮っていく(笑)。
その後は、神棚の前まで二人で赤いじゅうたんをゆっくりと歩いていく。
みなさんが両サイドで写真を撮っている(笑)。

笑っていいのかどうか、どんな顔をしていいか分からない。
二重あごになってませんように。

チラッとホップを見たら、緊張のせいか、怖い顔になっていた(笑)。
 

 

神前式では二人で誓いを述べるのだが

文章は事前にもらっているので、

ホップは着付けの間、一生懸命練習していた。

別に覚える必要はないのだが、トチらないようにって。

ほんと可愛い…。

 

 

こんなの


 

 

指輪交換なんかもちゃんとある。
ホップにはめてもらう間、その真摯な表情を見て

ほんとに胸がツーンとしたものでいっぱいになった。

 

 

 

 

私なんかと一緒に生きていこうとしてくれているのだ、この人は。


 

若くてドイツ語が話せてもっと素直で

可愛い子はいっぱいいるのに、

こんな私に決めてくれたのだ。

ほんとに大事にしてあげようと、神様に誓いました。

 

 


 

 

式が終わって、ホテルの日本庭園へ移動。
ここで親戚との集合写真や、みんなとの写真を撮る。

Gさんからのリクエストにも答えてポーズをとっている最中。

「ちょっと手を取り合ってみて!」

って言われたので、やってみたら、Gさんが「違う、違う!(笑)」。

よく見たら、私たちがしていたのは

 

 

「握手」

 

 

国際交流か!

 

 

「シェイクハンド!(笑)」と弟にもツッコまれる。

 

 

 

さて、次は食事会の会場へ。
テーブルにはリクエストの淡いピンクのクロスが掛けられ、花が飾られている。
席順はどうせ酔っ払ってみんな移動するだろうから、あまりこだわらず。

 

 

 

食事会だけではあるが、ちゃんとスピーチをしたほうが良いと

ネットには書いてあったので挨拶をすることに。

挨拶をしながら、会場を見渡す。
全員が私たちを笑いながら温かい目で見てくれている。

 


自分が参加するときには何も思わないけど、

みんなが時間を割いてくれて

私たちのためだけに集まってくれる幸せって、

当事者になって味わってみないと分からないもんだなあ。

 

 

ほんとにほんとにほんとに×100・・・・・・嬉しい。

 

 

 

 

と、ふと、Gさんを見たら頬に涙がキラリ。
ファインダーをのぞきながら、私たちのスピーチにもらい泣きのGさん。
ジーンとしちゃった。ほんとに心が優しい人だ。

 

 

母を見ると、ほんとうに嬉しそうでほんとに良かった。

大変だったろうに、連れてきてくれてありがとうね、弟。

やっと(×1000)花嫁姿を見せてあげることができた。

 

 

旅先でよく見る、わいわい楽しそうなバスツアーのおばさんたちを見るたびに、いつも思っていた。

 

 

母も元気だったらほんとだったら、こんな風に子育て終えて、

姉妹でヨン様ツアーとかできてたはずなのに。

ホップのご両親と京都奈良から広島観光なんて、どちらかというと、お母さんが元気だったらぜひ一緒に連れて行きたかった。
ドイツだって連れて行きたかった。

外国を見せてあげたかった。

 

 

故郷で式を行うことになったのも、結婚することになった時、ホップが決めてくれた。
「こっちの親はまだ元気だから、ムギのお母さんに見せてあげよう」って。

 

 

私たちは決して良い親子関係ではなかった。

そのせいで私は子供を持つことはないだろうけど、娘として親孝行出来て良かった。

若い頃では、こんなふうに思えなかっただろう。

この年で結婚して逆によかったのかもしれない。

 

 

様々なこと、ていうか全てに感謝する日。

昔、やさぐれてた頃、「こうなったらいいなあ」「ああだったらいいのになあ」と泥酔しながら、妄想(笑)してたことが次々と現実になっていく。

「銭ゲバ」の最終回みたいだ。

 

 

「こういう風に愛されたい」と心でつぶやいていたことを

神様がちゃんと聞いていて、すべて叶えてくれている。

 

 

夜が暗ければ暗いほど

長ければ長いほど

夜明けはきれいで明るい。

 

 

そんな気持ちにさせてくれる日だった。
迷ったけど、楽しそうに酔ってるみんなを見てると、

ほんとにやって良かったと心から思う。

 

 

そうそう。食事はホップとご両親だけフレンチコースにしました。
あとでホップのお母さんが撮った動画では、

途中で私の料理のサザエのつぼ焼きがズームになって

アップされてて爆笑。珍しかったんだね。

 

 

今、私の指には結婚指輪と

ホップのご両親からもらったピンキーリングがはめられている。
太陽に掲げて眺めながらほんとにつくづく思う。

 


 

投げ出さずに生きててよかった~!

 

 

 

 

シェイクハンドをやり直した写真(笑
 
 

 

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※長年続けた昔のアメブロ(mugitabi)を誤って削除してしまい、こちらに引っ越してきました。この記事は、旧ブログからの移行記事です。コメントも一部保存できていましたので転記させて頂きました(URLは削除しています)。