ノートルダム大聖堂の薔薇窓(追記あり) | ミュゲのアトリエ

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キラキラ華やか大好きなミュゲです。
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パリから遠く離れた日本ですら大衝撃だった、パリのノートルダム大聖堂の火事…

全焼ではなく、ファサードは丸々残ったし、貴重な文化財や美術品のかなりが助かったとはいえ、1000年近くも経った建造物への火災によるダメージはいかばかりか…崩落した尖塔の天辺にあった鶏の飾りなどが奇跡的に少しの損傷程度で見つかったり、
天国とはこのような美しさに彩られているのかと思い、ずーっと眺めていたくなる壮麗なる薔薇窓(ステンドグラス装飾の窓)も崩壊から免れたとはいえ、もし火災の熱などで建物にダメージがあって…となったらどうなるんだろう?

ゴシック建築の粋、であるノートルダム大聖堂は日本人にとったら、いったい何に当たるのか?

など、いろいろ考えてしまうね。

東京でそこまで旧く街のシンボルで心の支え、信仰の象徴ってのは…思い付かないなぁ。

パリには二回しか行ったことがなくて、それもかなり以前の話。
初めての海外旅行でいった、1989年の「ベルサイユのばら パリツアー」と、1992年の中欧旅行のトランジットで…一回目のときは着いてすぐの市内観光に贔屓の朝香じゅん(ルコ)さんと一緒に廻れたので印象が深い。




贔屓と一緒のパリ!が嬉しくてグループショットなどはそこそこ撮ったのに、風景写真にはあまり気合いをいれてなくて、特にノートルダム大聖堂の写真は全景とか撮ってなかったのが今さら悔やまれる…

こちらはファサード。



すでに巨額の寄付が集まってるのがすごい…もう1000億くらい越えてそう。
つまりは、それだけ心の拠りどころであり、大事に思う人々が居るということ。

どうか、在りし日の姿を取り戻せますように。

いつかまた、行きたいな…

まだご存じ無かったら、ケン・フォレット著「大聖堂」を読んでみてほしい。
大聖堂を造り上げるために、どれほどの才能や努力が要ったか、大聖堂というものがその街や住民、信者たちにとってどれほど大切な存在だったか感じとれ、読んでいる間、千年ほど昔にワクワクドキドキとタイムスリップできる、素晴らしい作品なので。
それを読んだ後に行けたヨーロッパの大聖堂はミラノのドゥオモだけ…。
漫然と意味や役割もわからず見ていた肋骨天井、ゴヴリンなどのコーベル、フライングバットレス(飛び控え壁)、切り出された石に刻まれた"石工の印"、ステンドグラスに描かれた寄進者や当時の有力者たち…。

過去に行ったノートルダム大聖堂、プラハの聖ヴィート教会、ウィーンのシュテファン大聖堂なども、そういった知識を踏まえて、じっくり見たかったな…。

崩壊した尖塔再建にデザインを公募すると発表されたそうなんだけど、どうなるんだろうね?
デザインそのまま、各所に現代の技術は盛り込んでより丈夫にしつつの再現・再建、を望む声が多そうなんだけど。