越乃リュウ25周年リサイタル「瀏覇」の、しぃ様♪ | ミュゲのアトリエ

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キラキラ華やか大好きなミュゲです。
アクセサリー作りや、宝塚衣装などを着せたお人形づくりの作品紹介(寡作ですが…)、
宝塚と元星組☆立樹遥さんについてなどなどを・・・。
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2019年2月17日 銀座 観世能楽堂にて。
越乃リュウ 舞台生活25周年記念リサイタル「瀏覇」
 
出演
越乃リュウ
大鳥れい
立樹遥
 
脚本・演出
齋藤吉正
 
振付
KAZUMI-BOY
 
能楽堂、という空間で初めての観劇
 
 
 
 
舞台の造りも客席の形も、見慣れた劇場とは違っていて、下手だけに花道?のようなのが。
 
しぃファン仲間が固まっての配席で、プチ総見のような感じWハート
 
11月にこの公演の発表が有ってから、とっても待ち遠しかった!!(ちょうど同じGINZA SIXの中でのナホちゃんのパーティーで発表、だったね)
 
「瀏覇」…第一部は「源氏物語」の世界を三人で演じるそうで、しぃちゃんの役は
桐壺帝
朱雀亭(声のみ)
柏木中将
霞(幕開き…物語の導入の精、という感じ)
 
ナホちゃんは光源氏を通し役で。
なんとまあ、艶っぽく美しい!
大和和紀さんの「あさきゆめみし」の、特に後半からの光の君のイメージ、これから読む時はナホちゃんのお姿と声音で脳内再生しちゃう、と思っちゃった。
 
みどりちゃんは
藤壺の女御
女三ノ宮
霞(しぃ様と同じく)
藤壺と女三ノ宮、まったく違う女性。
藤壺は、亡き桐壷の更衣の面影を自分に重ねてみている帝の心に気づき傷ついていて、本心は光の君に惹かれながらも、周りの誰も傷つかないよう必死でバランスをとろうとしている。
三ノ宮は高貴で深窓すぎる育ちのせいか、まだまだ心に幼さを残していて、何にも執着しなさすぎる幼さからか、あっけなく柏木に靡いてしまい、その執着のなさ故にさらに柏木を翻弄し恋に狂わせる天性のファムファタル。
どちらも魅せるわーキラキラ

しぃちゃんの桐壺帝、藤壺と源氏の不倫を知って…な感じが、意外にも最初からどこか滲んでいた。
息子である光源氏とは、親子という仮面の奥で"男同士"として渡り合ってもいるような感じ、じわじわじわり。
 
立ち姿も声もしっかり男役!で。
立樹遥の男役は、よくとおるやや低めの声も大きな魅力で、なんと退団から10年も経つ今でもその声、健在。
 
黒基調に赤が入った強い色の衣装の桐壺帝に対して、柏木は白!で若くて恋にまっしぐらな…。あえて例をあげるとコスチャとかスージェイとか思い出すような(また違う役作りだけど)
柏木と三ノ宮の場面はラヴェルのボレロの曲でデュエットダンスもあり、キャーちううっはーと2
しぃみどでデュエットダンス踊る日が来るとは、観られるとは思わなかったー笑うハート
 
三ノ宮の不義を知ってようやく若い頃の藤壺の女御との罪の深さに気づいた源氏の回想という場面、しぃ様はまた桐壺帝として、今度は源氏への暗い怒りをしっかと表出させた状態で登場。
抑え秘めていた情念をむき出しにしているしぃちゃん、凄味あり。
ご本人の陽な華やかさとは違う、翳りのあるキャラクターを演じる立樹遥、本当に素晴らしい。
 
スージェイ(月夜歌聲)
アンリ・ジャルダン(凱旋門)
コンスタンチン・レーヴィン(アンナ・カレーニナ)
アンドレ・グランディエ(ベルサイユのばら)
ウィリアム・ワルシンガム(フェット・アンペリアル)
ジェラード・ペルー(エル・アルコン-鷹-)
レナール氏(赤と黒)
アラン・ド・ソワソン(ベルサイユのばら外伝)
ジュール・アンダーソン(My Dear NewOrleans)
 
愛しい、愛しくてたまらないキャラクター達の"引き出し"が活きているね。
 
退団以来のお芝居…ショーなどではなく…"役"を演じられるのは久しぶり。役柄でお顔つきが違って見えるから凄い。
桐壺帝は切れ長な鋭い目なのが、ほんの数分の後に登場した柏木中将では目が大きく、若い青い恋に焦がれて見える。
あらためて、立樹遥の芝居って好き過ぎる。一夜かぎりだなんて勿体なかった。
 
第二部は、宝塚79期生の初舞台公演の「グランドホテル」のオーバーチュアから…それを聴いただけで嬉しくてトリハダちううっwハート☆
The Grand Paradeを三人で。
 
そして、男爵とグルーシンスカヤのデュエットをみどりちゃん&しぃちゃんで。
さらに主題歌など二曲をナホちゃんが。
 
そして
 
みどりちゃん「私だけに」(エリザベート)
 
しぃちゃん「シナーマン」(ノバ・ボサ・ノバ)
 
ナホちゃん「あさきゆめみし」から二曲
 
素晴らしく耳も眼も嬉しくってたまらないWハート
 
みどりちゃんの大阪のオカン…ではなくオネーサン的なトーク炸裂…そこの時間ももっと欲しかった!!
 
そこでのお話…音校時代のナホちゃんの意外すぎるエピソードを話してくれたり、
しぃちゃんは久しぶりの男役になりきるため、公演の二、三日前から口紅を塗らずに過ごしていたんだって!!
 
もっともっと浸っていたい、極上の時間…には続きがあって、ロビーではしぃちゃん達が衣装のまま、お見送りして下さると。
お見送りというより、ファン仲間みんなと喋ったり一緒に写真撮ったりワチャワチャLOVE上げ上げ出来て、嬉しかったー!!!
 
あ、この日はさすがは元・月組組長!!ロビーでの物販などなどのお手伝いにMJ何人も駆け付けていらしていたり、客席にはアサコちゃんやトシちゃんがいらしてたり…。
トシちゃんがもーーーっのすごく可愛らしくてビックリ。在団中はあんなにかっこよかったのに…ひたすら可愛い、素敵な変身ぷりだった。

宝塚79期の皆様、初舞台から25周年おめでとうございます。
これからも、皆様が思いのまま輝け、充実した毎日でありますように。

ご贔屓の幸せは、(ファンである)自分の幸せなのよねーきゃはっ





しぃ様の後ろに積まれた塗の升、観客一人ずつにおみやとして配られたの。記念に大事に…うっとり・・・