漫画家の木原敏江先生の原画展が、銀座でやっているんだよー
宝塚ファンには、「アンジェリク」(二作に分けて)、「大江山花伝」「紫子」の原作漫画家の、でわかるよね。
ギャラリーの前には峰さを理さん(元宝塚星組トップ)からのお花もあった。初代の紫子さま
銀座の二丁目、外堀通り沿いでマロニエゲートのすぐ近く。
木原敏江作品の大ファンな友人と一緒にね
しまりんご!!(木原ファンなら知ってる。まりとしんご、をアナグラム)
↗ 「総特集 木原敏江 エレガンスの女王」の出版記念の原画展なのです。
(この本は発売を知った直後に脊髄反射くらいの勢いで取り寄せて買った。この原画展でも買えるけど、少しも早く手元に置きたくて)
入場無料で、さほど広いギャラリーではない…ので、作品数としては厳選された、という感じではあるけど、48年に及ぶ木原敏江先生の漫画家活動からうまれた、華麗で優雅で甘やかで繊細な美しさに満ち満ちた原画、堪能
全ての作品の、とは行かないけれど数ある名作から
「天まであがれ!」
「エメラルドの海賊」
「アンジェリク」
「夢占舟」
「封印雅歌」
「鬼の泉」(大江山花伝 外伝)
「花伝ツァ」
「摩利と新吾」
「夢の碑(シリーズ)」
桜の森の満開の下
とりかえばや異聞(紫子)
風恋記
鵺
「杖と翼」
などのカラー原画や漫画本編の原稿そのまま!(封印雅歌、夢占舟)など、木原敏江先生…ドジ様の筆遣いの美しさ、特にドジ様の画は瞳や睫毛、髪の描き方などが繊細で美しくて、見いってしまう…。
薔薇もとても美しく描かれるので、青池保子先生の「Z(ツェット)」で薔薇の花で埋め尽くされた背景を描くのを手伝われていたんだっけ、と思い出した
グッズ販売も色々あって、うわぁどうしようと悩んだのが、複製原画(直筆サイン入り)の販売。
「アンジェリク」のジョフレとフィリップの肖像画ふうのがそれぞれ55,000円
「摩利と新吾」の摩利の83,000円のも大好きな画だ…
特にジョフレのとフィリップのは欲しかった…でも「アンジェリク」のもっと好きな絵柄のは複製原画の販売になっていなかった。
うーーーーーーん
欲しいけど、ひとまず我慢。
でも、グッズは少し買ったのね。
「摩利と新吾」のクリアファイルセット…全猛者連
(画像は原画展サイトから拝借)
宝塚ファンになる前の中学生の頃から漫画の「アンジェリク」が大好きで、「アンジェリク」「ベルサイユのばら」好きな同士で仲良くなった中学のクラスメイトが私に宝塚の愉しさを教えてくれたんだったなぁ。
当時は阪急沿線に住んでいながら宝塚アレルギーだったんだけど(観ず嫌い。もったいなさすぎる🔥)、宝塚では貴女が好きな作品を素敵に舞台化してるのよと、
「炎の恋の物語 アンジェリクⅠ」
「青き薔薇の軍神(マルス) アンジェリクⅡ」「ベルサイユのばら」(各組バージョン)
「彷徨のレクイエム」
などのプログラム(当時は脚本つきだった)を貸してくれたり(最初は押し付けられたかもね)、ピアノが得意な彼女が昼休みに音楽室のグランドピアノで色んな公演の主題歌を弾いてくれたりして…ま、洗脳とも言える?
そんなこんなで、「ベルサイユのばら」と「アンジェリク」を宝塚でやっていなかったら、私は宝塚アレルギーのまま大人になっていたかもしれない。
私に勧めてくれたご本人は、大学生の頃には宝塚への興味を無くしちゃったみたいなんだが。麻実れい(ターコ)様の熱烈なファンだったから、ターコ様の居ない宝塚は…て事で。
話を原画展に戻して。
木原敏江作品は美しさ、優雅さ、儚さ、もの悲しさ、哀切、ほとんどの作品の根底に生きとし生ける者への深い愛情、がしっかと感じられる唯一無二のものなので、愉しいコメディ作品もあるけど、どちらかというとじわーっときてからグワンとココロ揺さぶられる作品が多い。
これからも、ずーっと好きで居続けられる自信あり。
今現在の最新作「白妖の娘」(以下続刊。2巻まで出ている)も続きが楽しみで。
ずーっと大好きなのに、ファンレターを書いた事は無いのだけど。
大浦みずきさんや朝香じゅんさん時代の花組公演(旧東京宝塚劇場)で間近でお見かけした事があり、面識のナイ大好きな方が偶然!ものすごい近くに!となると、固まってしまって何も動けないのねー
まぁ、いきなり声をかけても失礼でお邪魔になってしまうけど。
4日にはドジ様のサイン会があったそうなんだけど、気づいた時には事前申込みの枠が埋まってしまっていて残念
この原画展、来年は北九州でもあるそう。
ね、ドジ様の描く薔薇、美しいでしょ?