
【見どころ】
元英国諜報員でスパイ小説の大家として知られる、ジョン・ル・カレの傑作を映画化。
映画ならではの派手な銃撃戦やアクションを排し、スパイ同士のスリリングな頭脳戦が展開されるミステリーだ。
老スパイに扮したゲイリー・オールドマンは本作でアカデミー賞主演男優賞候補に。
監督は『ぼくのエリ 200歳の少女』のトーマス・アルフレッドソン。
【ストーリー】
東西冷戦下の英国。
英国諜報部内にソ連の二重スパイが潜り込んでいるという情報が。
リーダーのコントロールと老スパイのスマイリーは情報源との接触を試みるが失敗してしまう。
その件がきっかけで2人は組織を去ることになるが、直後にコントロールは謎の死を遂げ、スマイリーの元には新たに二重スパイを探せとの命が下る。
(監)トーマス・アルフレッドソン
(出)ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、ジョン・ハート、トビー・ジョーンズ 他
(上記はムービーウォーカーのサイトより引用)
「英国王のスピーチ」のコリン・ファースが出る&東西冷戦下の諜報(スパイ)もの

スパイものの小説、かなり好き。
私の愛読書の中で特に好きなスパイ小説は
アリステア・マクリーン「最後の国境線」
ケン・フォレット「針の眼」「飛行艇クリッパーの乗客」
ジェフリー・アーチャー「ロシア皇帝の密約」
トム・クランシー「レッド・オクトーバーを追え!」「クレムリンの枢機卿」
などなど。
どれもまだ東欧&中欧に鉄のカーテンが分厚くたれこめていた時代の諜報戦がらみの話。
あ、青池保子先生の漫画「エロイカより愛をこめて」も忘れちゃいけない


残念ながら、この映画の原作本の著者、ジョン・ル・カレの作品は未読。
「裏切りのサーカス」…この場合のサーカスとは英国諜報機関の事ね。
1970年代前半、英国諜報部(MI6)の上層部にソ連のスパイがもぐりこんでいるらしい、という疑惑から話が始まり、その二重スパイ(もぐら)を探りあてていく中で物語の舞台はロンドンをメインにブダペストやイスタンブールなどへも。
あちこちに伏線が大量に張り巡らされて、MI6の人物相関やらのアレコレと一緒に頭の中で噛み砕くのが最初は大変


その伏線やら色々を見逃してはならない

(原作を読んでる方ならまた違う感想だろうな)
なーるーほーどー…て感じ。
かなりシリアスな映画で上映時間も2時間以上あったけど、長い

予告編で流れていた「ジェーン・エア」、これ観たいなー。
暗~い話だけど、なんだか惹かれて学生時代に読み耽った小説。
19世紀のイギリスのファッションとか、かなり忠実に再現してあるというのも気になる理由の1つ。
やっぱり映画は大きなスクリーンで観てこそ!
今公開中の映画は観たいのが多い…
「シャーロック・ホームズ」
「アーティスト」
は見逃さないようにしなきゃ


