爆釣もまた1釣果に過ぎず | [北部九州]輪廻の沼「-Xing-アジ&メバing(etc)」戦術&料理

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基地外度:★★★★★(アジング・メバリング歴:15年以上)



ブログ内の自作釣具の設計を個人用ではなく
商用利用することは、断固認めておりません。

そろそろアジからエギに移行する期間ですね。

すいません、2年前に復活するなんて言って。
2年も放置してました。

さて、とある漁港でエサ釣りおじさんの横で
エギングを開始。

すると、隣でアジをバコバコと釣り上げる。
エギングを継続するもバイタルサインなし。

すると、横のオヤジさんが話しかけてきた。
『あーた、そげな釣りして釣れるとね?』
であった。

俺は、南の方でアオリが何倍か上がってる。
そろそろこっちもで動いた事を説明した。

こういう釣り方をしている人は、
分かる人は分かると思うが、
時代の先行者。

私は遠回しに自分が釣りに対して、
人の先手、先手を打っていく釣り人である事を
自己紹介したつもりだった。
これも分かる人なら分かるだろう。

すると、このオヤジさんは爆釣した事が
嬉し過ぎたのか隣の私をイジり始めた。

オヤジ『釣れるね?それで、釣れるね?』

仕方ないので、エギングロッドに
アジンガ仕掛けにした。
この時点でアジが釣れる事は想定していない。

アジングにおいて重要なのは、
ラインテンションが抜けた時に
当たりが連発する事が多い。

私はプロが否定するキャロ使いのアジンガーだ。
なのでPEラインがアジングに不向きである事を
知っていたからだ。

そこでセイゴ、メバル釣りに。
同じ釣りなんで満足か?と横目でオヤジを見る。

するとアジ以外は外道と言わんばかりの
万遍の笑みを浮かべ、最後はドヤ顔で
クーラーボックスにレジ袋一杯のアジを見せた。

どうしようかと悩んだ。
何せ、この手のガチにも慣れてるし、
このオヤジも仕事リタイアして
私の釣り歴にも満たない人である事は
容易に想像できたからだ。

ただ鼻で小馬鹿にされたので、
仕方ないなとアジングロッドを取り出し
昨日の漁港へ。

すると、漁港は強風で人がいない。
しめたと思ったが、魚の水面の反応は今一つ。
潮位から反応が良くなっても良い時間帯だが、
私はここで『はは~ん』と思って、
対エサ釣り用とアミパターンのキャロメソッドに。

すると右手から昨日のオヤジさんがニコニコして
来るではないか。どうやら私の漁港への来訪も
予想していた様だ。

そして、多分、昨日のオヤジと再会してしまうと
いう私の悪い予測が当たってしまった。

『アジングやろ?風があるけーね。
釣れんね?』

私は、『そこそこですね、20位のアジですけど』
と返すと目を丸くしていた。
そのオヤジの反応さえ、私の予想内であった。

家にアジを持ち帰り、
腹を捌くと大量の人工アミを食べた個体が
6匹ぐらいいた。

そこで、私は仮設が成立した。
そのエサ釣りおじさんは、今回訪れた漁港の
アジ釣り番長で、エサ釣りの方がアジングより
釣れるという確たるポリシーがあったのだろう。

だが、相手が悪かった。

アジング歴がアジング創世記から生きとけし
伝説のアジンガーを相手にしてるのだから。
勝負を付けたところで、私のアジング進化を
止める訳にもいかず、次の漁港へ。

また未知なる強豪に会える日を
楽しみにするのだった。