どうも!
ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。
昨日の記事(『「なんか弾いて!」と言われた時のために』では、「ルート」と「5度」の音を使った「リフ」の例としてこの譜面をご紹介しました。
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特にロック系の曲では、「ルート」と「5度」の音を使った「リフ」がたくさんあるのですが、
その中でも、この「カタチ」だけを使った例として、
とても良い使用例だと思います。
音使いはシンプルで、とてもキャッチーな「リフ」ですよね!
でも、リズムが上手く合わなかった人もいるのではないでしょうか?
こんな感じになってしまう人も珍しくありません。
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裏のリズムがとれない人はこうなってしまいますね。。
(^o^;)
日本的なリズムに慣れていると、表でリズムをとる習慣がついているので、日本人はこうなってしまいがちです。
リズムの表と裏について理解しておく必要がありますね。
でも、そもそも「リズム」って何のことなのでしょうか?
「リズム」は「拍子」と訳されることがあります。
間違いではないのですが、必ずしも同じ意味ではありません。
「拍子」は英語では「time」と言われます。
(ちなみに「拍」は「beat」です)
「time」は「時間」というイメージが強いですが、「期間」という意味もあります。
「拍子」とは、時間的な区切り、期間を表すものと言えるでしょう。
周期的な「拍」の繰り返しに、強弱がつくと区切りが生まれて「拍子」ができるのです。
(「拍」と「拍子」については、以下の記事をぜひ読んでみてくださいね!
『拍子記号の意味』
『「拍」の強弱によって「拍子」ができる(「拍」と「拍子」について②)』)
その「拍子」に旋律(フレーズ)や音の強弱など音楽的な要素が加わることで生まれるのが「リズム」ではないかと思います。
「リズム・パターン」という言葉が使われますが、その時の「リズム」は「拍子」という意味では使わないですよね?
「どの音をどのタイミングで鳴らすか」
など、より具体的な演奏内容に関して「リズム・パターン」という言葉を使うはずです。
「リズム」と「拍子」は、同じ意味もありますが、違う意味も併せ持っているということです。
また、「拍(beat)」のことを「リズム」と言うこともあります。
海外ではどうか分かりませんが、日本では、(少なくとも一般的には、)「拍」と「拍子」、そして「リズム・パターン」の略を含めて「リズム」と言われていると思って良いと思います。
今回の「リズムの表と裏」とは「拍の表と裏」ということになります。
4/4拍子の場合は、1つの小節内に4分音符が4つ入っていると、それぞれの音が拍の位置にあり、同時に「表拍(おもてはく)」の位置を表すことになります。
「表拍」は、「拍頭(はくあたま)」や「あたま」と言われることもあります。
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音符の上の数字は、各小節内での拍の順番を表しています。
例えば、
「1小節目の3拍目」というと、左から3つ目の音符の位置のことで、
「4小節目の1拍目」というと、右から4つ目の音符の位置のことです。
これが8分音符になると、「裏拍(うらはく)」が見えてきます。
1小節単位で確認してみましょう。
先ほどと拍の位置は変わりません。
4分音符の半分の長さの8分音符に変わったことで、拍と拍の間に音符がひとつ入っていますね。
その音符の位置が「裏拍」の位置になります。
8分音符の裏拍なので「8分裏(はちぶうら)」と言われることもあります。
上の譜面が1小節目とすると、
「1小節目、3拍目の裏」
もしくは、
「1小節目、3拍目の八分裏」
というと、右から3つ目の音符の位置のことです。
拍の裏と表の位置が分かったところで、
次回は、実際の演奏での裏と表の捉え方を解説しますね!
ではまた!
(^∇^)ノ
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