どうも!
ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。
今日は、『五線譜の読み方②(反復記号)』に引き続き、演奏の順序に関する記号の説明をしていきます。
まずは、
「D.C.(ダ・カーポ)」から。
イタリア語の「Da Capo」を略した記号です。
「Da」は、「~から」という意味で、「capo」は、「頭」を表すようです。
なので、「Da Capo」は「頭から」という意味になります。
この「D.C.」という記号は、「曲の一番最初に戻りなさい」という意味の記号です。
曲の先頭に戻った後に、曲が終わる位置には、「Fine(フィーネ)」か「(フェルマータ)」のどちらか、もしくは、両方が付けられます。
楽譜の最後が曲の終わりとは限りませんからね!
フェルマータは、五線の下側に付くときは、「」と上下を逆にして記されます。
(アルファベットは、音名やコード名ではなく、小節に付けられた仮の名前と思ってください。)
上の楽譜の場合は、「D.C.」までいったら先頭に戻って、「B」まで演奏して終わることになります。
A → B → C → D → A → B
の順序になりますね。
ダカーポは、ロックやポップスではあまり見かけないかもしれませんが、ジャズやブルース、歌の無い楽器だけの曲(インストゥルメンタル)やセッションの時の譜面ではよく出てきます。
次は、
「D.S.(ダル・セーニョ)」を説明します。
これもイタリア語の「Dal Segno」を略した記号です。
「dal」は、「~から」という意味。
先ほど出てきた「da」と同じ意味ですが、冠詞が付いてちょっと変形しているようです。
「segno」は、「記号」という意味。
つまり、「記号から」という意味になります。
「記号ってどの記号??」
と思いますよね。
ダルセーニョを使う時には、(セーニョマーク)をセットで使います。
ダルセーニョが指示する記号とは、このセーニョマークのことです。
A → B → C → D → B
の順序で演奏することになります。
ダ・カーポと同じように、「Fine(フィーネ)」、「(フェルマータ)」で終わります。
そして次は、
「Coda(コーダ)」です。
「」という記号で表されます。
ダ・カーポやダル・セーニョで戻った後に有効になる記号です。
「」の記号があるところから、「」の記号があるところへ飛ぶことがルールになっています。
しかし、同じ記号だけではわかりにくいので、「to 」と書くようにして、移動先は「」、もしくは、「 Coda」と書くようにすることもあります。
上の楽譜の場合は、
A → B → C → D → E → F → G → H → A → B → C → F → G
となります。
また、コーダは複数使われることがよくあります。
その場合は、「」の後ろに番号を書いて、「to2」から「2」へ、「to3」から「3」へ飛ぶようにします。
とりあえず、ここまで。
いかがでしたでしょうか?
慣れないうちは、混乱してしまうと思います。
でも、そんなに覚えることは多くないですよね?
ここまでのルールが分かっていれば、楽譜を読む順序は基本的にはわかるはずです。
何かの楽譜を持っていたら、その楽譜で確認してみると良いと思いますよ!
わからないところがありましたら、お気軽に質問くださいね。
ではまた!
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