最近、なかなか紙幣を使うタイミングがなくなってきました。

大人数の宴会で全員から現金を集める時に必要なくらいで、現金、特にお札を目にする機会がめっきり減りました。

お札やコインを普段持ち歩いていないという人も多いのではないでしょうか。

私のお客様の経営者では、最近はカードをスマホのカバーにいれて持ち歩くだけで、あとは一切お金をもっていないという方もいます。

現金そのものがなくても十分に普通の生活ができるようになってきたのです。

それでも日本のキャッシュレス比率は39％。意外なほど低い。

イギリスでは63%。

シンガポール60%。

アメリカ55%。

日本は20年前に比べたらキャッシュレス比率は3倍になりましたが、それでも世界に比べてはまだ低いのです。

このあたりが紙幣発行を新たにしようというひとつの理由なのかもしれません・

日本ではまだまだ現金崇拝的な感覚がありますし、現金を金庫にしまっておく人がいるようなテレビや映画もよく見ます。

まだ現金文化なのですね。

手数料がかかるクレジットカードを使わず現金で買い物する人。

スマホ決済は便利だと思うけど、その手続きが面倒でいれていない人。

店ではクレカやスマホ決済業者に支払う手数料の料率が高く、支払うのがバカバカしいので現金のみ　としているところもまだまだあるのも理由かもしれません。

それでも最近では、現金でしか乗れなかった愛知の豊橋のタクシーでさえも、スイカやカードが使えるように一気に変わってきました。

以前は「豊橋のタクシーでカード使えるタクシーは3台くらいしかないよ。知らないの」とタクシーとの運転手さんに怒られた(笑)経験もあるのですが、今は逆になったような印象です。

ここからは一気にキャッシュレス化が広がります。

現に、今回、さまざまな店では両替機や決済端末を入れ替えるなどした店舗があった一方で、新紙幣のためにわざわざ機械を入れ替えるのは無駄だとして、一気にキャッシュレス化を進めたり、現金を支払い時に使えないようにしたりしている店も増えています。

紙幣の力はまだまだありますが、紙幣だけがおカネではなくなっているのです。

今では、現金を大量に扱ってきた銀行でさえ、キャッシュレス端末を開発したり、支店を減らしてデジタル化しています。

(写真　三井住友カード　のアンドロイド決済端末)

これからますますキャッシュレス化は広がるでしょう。

そのような中での最新技術を利用した新紙幣。

私はまだ見ていませんが、一度は見てみたい。

ただ使うタイミングがあるかどうか。。

20年後に果たして再度、新紙幣が発行される世の中なのか。

それともデジタル紙幣として生まれ変わるのか。

これからの現金のあり方を考えていけるいける!!

脱現金だけど新紙幣発行