昨日から茨城県行方市のなめがたファーマーズヴィレッジに研修に来ています。

1泊2日の農業研修。

ペット業界のスペシャル人材を育てるための塾。

S-1アカデミーの合宿です。

このアカデミーは理論も学びますが、実践、体験、体感を同時にしていくことをカリキュラムの核としており、昨日からさまざまな学びの時間を過ごしています。

昨日はその体感の中でももっとも重要(?)な時間。

「カレーコンテスト」がありました。

塾生が畑に出向き、自分たちで食材を収穫し、それを使った野菜カレーを作るというコンテスト。

野菜をむやみやたらに収穫したらもったいないし、無駄がでるのでもいかに無駄をださずに必要な量だけ収穫するか。

なすやピーマンなどの夏野菜を収穫し、それを自分たちで切って、煮て、カレーを作る。

あわせてテーブルセッティングをする。

セッティングに必要なさまざまなディスプレイは用意されているのですが、それをもとにどんな風に彩るのか。

テーマはそれぞれのチームが考えて作ります。

最終的に作り上げたカレーをそのテーブルにおいて、そのテーマを発表。

テーブルコーディネートとカレーの味で優勝チームを決めます。

これがおもしろい。

めちゃくちゃ盛り上がりました。

野菜を収穫するところから、どのくらいの量を収穫したらいいかチームで話し合います。

なすが多い方がいいのか。

カラフルピーマンがあったほうが美味しそうなのか。

何人前が必要なのか。

そのためにはどのくらいの野菜がいるのか。

余ったら減点ですからその収穫にも緊張感があります。

そしてテーブルのディスプレイ。

これがなかなか時間がかかる。

ふだん、テーブルを誰かのためにセッティングすること自体、あまりありませんから、こだわると時間がかかります。

なめがたファーマーズヴィレッジにはいろいろなコーディネートするツールが用意されていて、その中から何を選ぶのかを決めるのですがこれが意外と難しい。

どこまでこだわればいいのか。

悩みながら作ります。

カレー作りは一番のポイント。

ルウはさすがに市販のルウを使いますが、野菜をどうやって切ってどんなカレーを作るのか。

チームカラーが表れます。

こんな作業を繰り返してチームビルディングを学ぶのです。

机上の空論的なチームビルディング、チームマネジメントよりも、圧倒的に学びが多いカレーコンテストとなりました。

考えるよりみんなで何かの目標に向かって動くことで、チームとは何かを体感できます。

昨日のこのチーム。

2チームありますが、みな会社も違うし職種も違います。

違う人たちが一緒に協力しながらチームとして動き、チームとして成果をだすように動きます。

動きながらそのコツをつかむ。

これこそマネジメントのポイントだと実感した時間となりました。

学びにはいろいろなやり方がありますが、その方法はシンプルなほどいい。

そういう体験が人を育てます。

今日もシンプルに学んでいけるいける!!

身体でチームビルディングを学ぶ