大阪の道頓堀周辺をぐるぐる歩き回りました。

本町から心斎橋へ。

心斎橋から道頓堀へ。

千日前から法善寺横丁へ。

法善寺横丁からまた道頓堀へ。

歩き回って感じたのは、びっくりするほど多くのインバウンドでの旅行者が大阪に来ているということです。

私が泊まっていたホテルにはたくさんの旅行者がスーツケースをもってフロントに。

この数年見たことがなかった数の団体旅行者が押し寄せていて、ホテルの廊下から外国語の声が響き渡る状況に久しぶりに遭遇しました。

街にはたくさんの海外の方がスーツケースを引っ張りながら歩く姿をよく見かけました。

見た感じでは歩いている人の半分近い人が海外旅行者。

みなさん歩きながら写真を撮っていて、とにかく楽しそうでした。

道の途中で止まっている人はだいたいたこ焼きを食べている(笑)。

またはたこ焼き、お好み焼きなどの店内に行列ができ、たくさんの人が店に入っていました。

どこもかしこも海外旅行者だらけ。

この方々が楽しそうにやっていたのは、道端の店の看板の写真を撮ること。

グリコやカニやタコやくいだおれや串カツなど、道頓堀にはたくさんの大看板が店舗についています。それをみなさん楽しそうに見つめて、写真を撮っています。

こんな看板、なかなか見たことがないので、写真におさめるだけでおもしろいのです。

この方々が街を歩いて楽しむための仕掛けが、さらに道頓堀の商店街にはありました。

ひとつはこれ。

明治　カールおじさんの大看板。

聞くと以前からついていたようですが、私は初めて見ました。

この看板の正面に立つと、そこに立っている人たちを正面のモニターが映し出します。

グループで並ぶと全員がそこに映る仕掛けで、大阪名物という文字とともにカールおじさんと自分たちを写真を撮ることになります。

このような仕掛けが人気で、ここの看板前には写真を撮る団体の行列ができていました。

その先にはこんな店が。

中で女性が音楽にあわせて踊っています。

バーのようなクラブのようなイメージ。

聞くと、ここはJTBがやっている観光案内所だとか。

店には誰でも入れて、いろいろ持ち込みもOK(たぶん)です。

単なる案内所ではない、海外の方が楽しめる店にしたのが工夫です。

大阪　道頓堀にはこのような、海外観光客が楽しめる仕掛けがあちこちにあります。

商店街として、インバウンドをどう盛り上げていくか。

一瞬の灯にならないようにするための工夫が見られました。

今後もずっとインバウンドが続くわけではない　と思って事業者や商店街、行政は対応しなければいけません。

コロナは実際には増えていますし、世界情勢もなかなか落ち着きません。

数年に一度、インバウンドが止まることを私たちは経験しているのです。

しかしこのすごい客数を見てしまうと忘れてしまいます。

大阪のこのような取り組みに学んで、私たちも考えられる工夫をあれこれしていくことが大切です。

来街者、来店客に楽しんでもらいたいというサービス精神、おもてなし精神、そして儲けるで～という商売へのこだわりが感じられる大阪。なかなかしぶといおもしろい街です。

今日もお客様に楽しんでもらっていけるいける!!

大阪 道頓堀の楽しませる工夫に学ぶ