洋菓子のような和菓子が最近増えています。

コンビニでもスーパーでも、そして和菓子専門店でも、洋菓子のような和菓子をよく見かけるようになっています。

それを「ネオ和菓子」と言うのだそうです。

いいネーミングだと思います。

低糖質、食物繊維が豊富など、健康にもいい和菓子や、若い人がプチギフトにも使える和菓子など、さまざまなバリエーションがでてきているのが特徴です。

ネオ和菓子というネーミングはありませんでしたが、もともと和菓子屋さんでは、洋菓子を作って販売しているケースは以前からありました。

和菓子屋さんでシュークリームをつくったり、ソフトクリームを作ったり、プリンを作ったりなど。

昨日は仙台に行っていたのですが、仙台の地元の和菓子屋、喜久水庵を展開するお茶の井ケ田さんでは、お茶を使ったシェイクやプリンなど、さまざまな洋菓子を作っていました。

和菓子屋さんもいろんな商品を作れるのだなあと感心したことを覚えています。

一昨年、石川県白山市のイオンモールに出店したシラヤマスイーツファクトリーという店があります。

地元で「あんころもち」という人気商品をつくっている圓八さんなどの和菓子屋さんたち三社がつくったスイーツショップです。

ここでもあんこを使ったソフトクリームなどが人気です。

最近、都内では「あんこの勝ち」という店の見たことがないようなあんこシュークリームを販売しています。

(写真　あんこの勝ち　のシュークリーム)

銀座のイクジットメルサの1Fはスイーツの店が並ぶフロアとして昨年リニューアルオープンしたのですが、その中に店があります。

見た目のインパクトがすごいので、出店当初から目立っていました。

シューの皮からはみでているというか、皮がのっかっているだけのシューです。

その間に、はみだすあんことクリームがはさまっています。

しかも、糖質にも何パターンかあって選べるようになっていて、糖質を気にする女性にも人気になっています。

確かに小豆は生クリームと合います。

ソフトクリームとも合います。

濃すぎる感じもしますが、合わさると、なんともいえないいい味になります。

このような和と洋の組み合わせはやはり日本から生まれています。

和マカロンやあんバターサンド、最近では「あんこエナジードリンク」なんていうものもあります。

飲むあんこです。アスリートが羊羹などを休憩中に食べているのを見て、あんこはいけると判断して商品化したのだそうです。

手を汚さずに飲めるようにしたというのは大胆な発想ですが、ちょっと飲んでみたい商品です。

あんこは小豆を煮てつくる日本の和菓子の代表的な素材の一つだと思いますが、ネオ洋菓子として再注目されているというのがおもしろい。

日本の素材、日本の文化というのはこうして発展していくのかなあと見ていて感じます。

まったく新しい商品を作るのは大変ですが、今まであったものをまったく別のステージに置いてみると新商品になることがあります。

和を洋に置き換えてみる。

和洋折衷を考えてみる。

そんなところに新商品のヒントがあります。

和と洋をあわせる日本の発想は今後もよさそうな気がします。

食品だけでなくその他の商品でも和洋折衷を考えていけるいける!!