日本経済新聞の裏面「交遊抄」はさまざまな企業経営者が、昔から付き合いのある方、お世話になった先輩、昔からの同志を紹介するコーナーで、ほぼ知らない方が知らない方を紹介しているコーナーですが、そんな付き合いがあったのかとか、そんなつながりを今も大切にされているのだなあと感心しながら拝読しています。

存じ上げない方々ですが、人のご縁というのはこうやって続いていくのだあと思いながら読んでいます。

 

そのコーナーにたまーに知り合いの話が紹介されています。

たまーにと書きましたが、過去数人登場しました。

みな、前職の先輩やお客様でお付き合いのあった方々です。

 

昨日の9月3日のこのコーナーでは前職の後輩が、知り合いの後輩のことを紹介していて、とても興味深く読みました。

 

 

書いていたのは遠藤宗という「アットコスメ」というコスメの日本一の専門店を経営している「アイスタイル」の社長。

中で紹介していたのは、阿部賢悟という大分で学習塾「熱き情熱コーポレーション」という会社の社長。

2人とも私の後輩であり、今も付き合いがある二人です。

 

(写真 熱き情熱コーポレーション 阿部さん)

 

(写真 アイスタイル 遠藤さん)

 

内容は2人が船井総研時代に同じチームに配属されて一緒に仕事をしていた時の話。

とにかく仕事をする時間が長いし、仕事以外の時間でも一緒に店の調査にでかけたりしていたというような話。

知らない人にとってはどうでもいいような話(笑)ですが、知っている私にとっては、そうそう、あの時代は本当に濃い時間を過ごしたなという感慨でいっぱいになりました。

 

中でも遠藤さんが阿部さんをすごいと感じている内容は「聞くことができる」という話。

相手が後輩でも誰でも「聞くことができるのがすごい」と感じているという内容でした。

 

阿部さんは大分の学習塾を経営していて、今や福岡などにも出店し、九州では有名な塾になっています。

お父さんの代から塾をやっていますが、阿部さんの代になって大きく店を増やし業績も伸ばしています。

 

私も定期的にお邪魔していますが、行くたびに社員が増えて、成長していく姿を見て、素晴らしい経営をしているなあと思います。

そのポイントに経営者が素直である ということがあるのだと思います。

これは遠藤さんにも言えることですが、とにかく素直にいいものを吸収する姿勢があります。

これは経営者が成功する一番の条件。

創業者の舩井幸雄が一番大切にしていた成功の条件のひとつです。

 

素直だからこそ人に聞ける。

わからないことはわからないと言える。

それは恥ずかしいことではなく、むしろ知らないままのほうが恥ずかしいということを知っています。

 

優秀な人はそれを知っています。

優秀でない人はそれを知らないので知ったかぶりをします。

 

2人はその点で素直さをもちあわせているので、きっと気が合うし、今もお互いに刺激をもらえるから付き合いが続いているのだと思います。

 

後輩に大切なことを教えてもらった交遊抄でした。

優秀な先輩や後輩を持つというのはとてもありがたいことです。

 

今日も素直さを大切にしていけるいける!!