東京・渋谷は再開発が進み、すこし前までは東京で一番、わかりにくい場所でした。

地方から来た方々が口々に「渋谷駅はほんとうにわかりにくい」とよく言っていました。今もそんな声を耳にします。

 

確かに、渋谷をよく利用する私も、渋谷はわかりづらい。

それは、東横線が地下にもぐったあたりから始まりました。

そして目印だった東急東横店や昔の東急プラザがなくなり、地上にでても、何がなにやら という感じになったのです。

同時に新しいビルが次々と建ち、どれが何ビルなのかもよくわからない。

渋谷は歩いていてもどこに向かっているのか迷路みたいだという感じが続いていました。

 

しかし最近、渋谷新南口がオープンしました。

7月21日に渋谷駅新南口が移転したのです。

 

(写真 東京新聞より)

 

今までかなり離れたところにあった新南口。

距離が離れていて「ここ渋谷?」というような位置にあったので使わなかった人も多かったと思います。

 

その新南口が渋谷駅に直結しました。

この改札をでると、すぐに新しい商業施設 渋谷サクラステージに徒歩1分で到着。

この改札ができたことで渋谷駅がとてもわかりやすくなりました。

 

この改札をでると地上の周遊道路にでます。

この周遊道路を使えば渋谷駅をぐるっと歩き、この5年くらいでできた新しいビルをほぼ一周できるようになりました。

 

つまり、渋谷駅がわかりづらかったのは、地下が入り組み、1Fが工事中で通行できないところが増えたため、どこを歩くとどこに行くかがわからなかったのです。

視界が悪かったのですね。

 

これからの渋谷はおそらく地上2~3Fの周遊通路を中心に使うようになります。

つまり、2Fから3Fが渋谷の入り口になるのです。

昔の東急百貨店が駅にあった時にも、東横線や銀座線を降りて歩いてくると2Fがメインの入り口だったのを覚えている人もいるでしょう。

 

今もマークシティーはそんな作りですが、これからの渋谷は地上周遊通路を歩いて街にでていくのが普通になるのではないかと思います。

 

私はこの新南改札ができたことで、渋谷サクラステージによく行くようになりました。

飲食店もカジュアルな店がたくさんはいっていて、通路沿いで食事ができるような席配置になっていたり、ブルワリーができていたり、おもしろい店づくりになっています。

基本はオフィスビルなのですが、下層階がテナントになっているため、ちょっとした買い物はここでできます。

またTSUTAYAが大きめの書店兼シェアラウンジをつくっているので、本屋が少なくなった昨今、渋谷では本を買いやすくなりました。

 

(写真 ブルワリーのあるレストラン)

 

(写真 通路沿いに座って食べれるフードコートのような飲食街)

 

渋谷駅はまだまだ開発途上にあります。

これからどのように変わっていくのか。

渋谷の未来に期待していけるいける!!