台風が近づくと最近はよく新幹線が止まります。

8月中旬にもありましたが、今回の台風10号でも東海道新幹線が止まりました。

昨日、知り合いが大阪から来ていたので「新幹線動いていたのですか」と聞くと、「新幹線は泊まっていたのですが飛行機は飛んでいたので朝、飛行機できました」と言う。

東海道新幹線だけが止まっていたのです。

 

東海道新幹線は太平洋側の海にわりと近いところを通るので、台風が近づくと、そこからすごい風が吹いてくるようなところを通ります。

小田原とか熱海、浜松から豊橋までの浜名湖のあたりなどもそうです。

こうしたところがあるから止まるのかと私は思っていましたが違いました。

 

調べてみると、東海道新幹線がよく止まる理由がわかりました。

 

(以下、「乗り物ニュース」より一部抜粋)

 

 

東海道新幹線では、沿線などに設置された雨量計を用い、降雨量が規制値に達した場合に徐行や運転見合わせなどの運転規制を実施します。判断の指標には時雨量(時間雨量)と連続降雨量とがあり、前者は60mm以上、後者では24時間の累計と時雨量をとります。ちなみに27日17時時点では、連続降雨量が166mm、時雨量が53mmだったそうです。

 土を盛った上に線路を敷いている区間(盛土区間)が全体の約半分を占める東海道新幹線は、そのほかの新幹線と比較しても、雨の影響を受けやすく、昔から「雨に弱い」といった指摘があります。これは日本で最初の新幹線という歴史的な経緯に起因します。

 盛土に大量の雨が浸透して地盤がゆるめば、路盤の崩壊や沿線における土砂流入のリスクが高くなります。そこを列車が走れば、ゆるんだ地盤に衝撃を与えることになり、自ら危険性を高め災害を誘発させかねません。そのため安全を考慮し、運休の措置が取られるのです。

(以上ここまで抜粋)

 

 

東海道新幹線は降雨量によって徐行したり運転見合わせをするのですね。

時間当たり雨量と連続降雨量の2つがポイントです。

 

この指標が規定を大幅に上回ると運転見合わせになるのです。

理由は盛り土区間が多く、そこが水でゆるんで大きな災害につながる危険性が高いからだそうです。

 

盛り土区間が多いことが東海道新幹線が止まる理由なのですね。

ちなみに上越新幹線では1%ほどしかないそうです。

 

東海道新幹線も土壌を改良して強くしてきているようですが、それでも最近の大型台風には負けてしまいます。

気候変動の速さに対応が追い付いていないと言ってもいいでしょう。

 

これだけ日本の主要なインフラになっている東海道新幹線には、国として投資をして、地盤を強くするなどして、台風ですぐに止めるようなことが減るようにしてほしいと思います。

重大なリスクを起こさないように運転見合わせというのは大事なことですが、それによって移動できないことで止まってしまう経済リスクが大きいと思います。

少しでもここに投資をしてこのようなことがなくなってほしい。

 

私も来週、大阪に移動する予定がありますが、直前まで行けるかどうか心配です。

 

リニアもいいですが、東海道新幹線にもすこしは投資をして強くしてほしい。

今日も東海道新幹線を強化していけるいける!!