今週は米国の民主党大会の様子が連日報道されていました。
同時に日本の自民党の総裁候補が10人以上でてきそうだという報道も連日されていました。
立件民主党についてもついでに報道されていました。
これらを見て感じたことがありました。
それは盛り上がりの違いです。
米国の大統領選と日本の首相選は投票の仕方が異なるため直接比較はできないのですが、それでも同じように党の代表を選び、その先に国の政治をつかさどるトップを決める場が待っています。
そのための事前の選択の場面をどのように作り上げていくのかという意味では同じようなタイミング。
明らかに盛り上がっているのは米国。
明らかに各党の中だけで盛り上がっているのが日本。
まったく異なっているように思います。
(写真 仏・ルモンド紙より)
もともと米国の政治はメディアと密接につながっていて、どのようにメディアで大衆心理を操作していくかがキーワードです。
その意味では取り上げられるような大きなイベントにして盛り上げていく様子があればあるほど取り上げられます。
今回の米国・民主党大会の様子は、過去の大統領も連日参加してスピーチをするなどして、非常にメディアにも取り上げられ、注目されました。
これまでのバイデン大統領の時には、ゆっくり歩いてこけたり、言い間違いをしたりなど失敗ばかりを取り上げられていて、むしろトランプのほうが若々しく、勢いを感じるような映り方をしていました。
それがハリスが次の候補となった瞬間に立場が逆転したようです。
黒人、女性、若さ、笑顔。
そして「挑戦」というイメージがあります。
どこまで米国のトップとしてふさわしいのか というところにはおそらくまだ疑問があるでしょうが、それでも外から見ていると米国が求めたくなるような候補です。
こんな状況ですから党大会も盛り上がっている様子がよくわかりました。
もちろん党員が集まっていますから盛り上がるのですが、それでもライブ会場のような大会場、シカゴ・ブルズの本拠地であるシカゴのユナイテッドセンターで全国大会が行われました。
4日間で5万人が集い、その経済効果は数百億円と言われています。
そこには有名歌手や俳優も集まるビッグイベント。
このようなやり方がいいかどうかは別として、それでも一般大衆に政治へと関わらせるための仕掛けとしては一定以上の効果があると思います。
日本はここまでのイベントはありません。
自民党総裁選も本当に一新したいのであれば、このくらいのイベンとに仕上げてみてはどうか。
一般市民も招き入れて、代表者は誰がいいのかの意見も聞いてみる。
TEDのような討論会でもいい。
歌手や俳優で政治信条をだしてもいいという人も呼び、盛り上げてみる。
世の中の特に若者に政治に興味をもたせるような取り組みをなぜしないのか。
今のままでは中でやっているだけで外にいる我々は何も関係がありません。
代表が決まったとしても首相に選んだり選ぶ場にいることはできないので、あくまでもその党を選ぶことに終わります。
今のままでは国民不在のままいくことに変わりはありません。
日本の選挙をイベント化してみるような取り組みを一度してみてはどうでしょう。
何か変えないと、何も変わらないように思います。
今日も日本の政治に対する関心を高めていけるいける!!