昨日お邪魔した企業の本社に入ると、本社入口にはたくさんの胡蝶蘭が。

その後ろには大きな新聞の拡大版が貼り付けられていました。

そこには

「日本団体 金」という大きな文字と、大きな写真が。

フェンシング日本代表のオリンピックでの団体金メダルを祝うポスターとお取引先から送られてきたお花がたくさん飾られていました。

 

各社から送られてきている胡蝶蘭は10万円以上はするだろうものばかり。

おおぶりの立派な胡蝶蘭が見事までに同じ大きさで統一されて、ずらりと並んでいました。

 

同社はこれまで日本のフェンシングに対して相当な支援をしてきています。

特に2009年にはフェンシングチームを会社として設立し、世界で活躍できそうな選手を社員として雇用し、フェンシング選手を応援するという会社としての支援を行ってきました。

フェンシングのできるようなスポーツ施設を全国にも作るなど、相当な力を入れてきたのだと思います。

 

こうした一企業の努力の結果も、日本のフェンシング強化につながってきたのかと思うと、スポーツを振興させることの難しさと共に、その世界で活躍する、活躍したい人には何らかの形でサポーターが必要なのだということを実感しました。

 

フェンシングは今でこそメジャーな協議になりつつあると思いますが、オリンピックでメダルをとるまでは日本ではかなりマイナーだったと思います。

そもそも海外のスポーツであり、日本には剣道という日本ならではの武道があったため、海外の剣術としてのフェンシングは遠い存在でした。

そもそも学校にフェンシングを学ぶようなクラブもないし、部活もありませんでした。

全国の高校や大学でどれだけのクラブが存在するのか。

日本では競技人口6400人と言われています。(日本フェンシング協会調べ)

フランスでは6万人が競技人口と言われていますので10分の一です。

 

このような市場ではなかなかスポンサーもつきづらい。

活躍の舞台が少ないのでお金をだしたい企業がどうしても少なくなります。

ですからこの会社がフェンシングを応援すると決めたのはとても勇気がいったと思いますし、選手もとても喜んだことでしょう。

同社の創業メンバーがフェンシングの体育会でつながっているメンバーだからこそサポートできたのです。

 

世の中にはたくさんのスポーツ競技がありますが、その多くは選手の自腹、選手の家族のサポートによって成り立っています。

海外の試合、海外練習、合宿、メンテナンスなど、プロではないアマチュアスポーツでもオリンピックにでるような人たちは多くのお金がかかります。

それをサポートする会社や人がいてはじめて成り立ち、オリンピックを楽しむことができていることをあらためて実感しました。

 

オリンピックも単に選手が頑張っているだけでなく、まわりでたくさんの企業や人がサポートしているからこそ、誰も注目していない時から支援を続けているからこそ、感動をさせてもらえているのです。

 

このような活動を企業が続けるのは素晴らしいですね。

変な投資をするのなら、このようなスポーツ投資は良い投資だと実感しました。

今日もスポーツを支援していけるいける!!