「いまお米が品薄でスーパーに行ってもコメがない状態が続いているのですが、東京はどうですか?」

という話を今週、愛知のお客様のところで聞かれました。

 

九州で起きた地震で南海トラフ地震の恐れが高まったということが拍車をかけて、さらに先日の台風のニュースなどがでて以降、急にコメがなくなっているらしい。

 

「東京では私の知る限り、コメの品薄はありませんよ」

と答えたのですが、確かに以前に比べると品薄かもしれません。

買い上げ個数に限定(1家族1袋までなど)している店も多く、店頭にコメがないという店もあるようです。

 

全国的な米不足。

令和の米騒動という話もあります。

 

しかしおそらくこれは一時のことで、9月にはいると徐々に落ち着き、10月には解消されるという話です。

たまたま今この時期は新米がとれる前で、一番コメの流通自体が薄くなる時。

そこに、天候不安などにより、コメを買いだめておこうという動きが急にでたことで、いつも以上にコメが売れてしまい、店頭にまわせるコメがなくなったということが真相のようです。

 

この状況、実は昨年も起きていました。

 

(写真 長野のスーパー店頭 MBS長野放送ニュース映像より)

 

これは昨年7月のあるディスカウントストアでの様子です。

コメがいつもは積み上げられているのが半分程度に減っており、安いコメがどんどん売れていつも以上になくなっているという写真です。

実は昨年もこの夏の時期にコメ不足が言われていました。

 

毎年、この夏の時期は足りなくなるのですね。

それが今年は地震と猛暑と台風などが重なり、買いだめに動いた人が予想以上に多かったこと。

また一部、インバウンドで日本のコメが売れていることなどもあるらしい。

 

それにしても今は、なんとなくの「噂」がSNSで一気に広がり、それをテレビのニュースで取り上げるため、さらに動きが加速するという光景をよく見かけます。

 

コロナ禍でマスクが一気に品薄になったり、アルコール除菌シートやビオレの手の除菌が店頭から姿を消すなどもありました。

そこまでいらないのに大量の在庫を家に抱えていた家が多かったのではないでしょうか。

結局、そのあとそれらを処分したり、店には大量のマスクが在庫として残ったりということもありました。

 

コメは家に在庫しておいても、保管状態が悪いとだめになってしまいます。

買いだめして家に置くのはいいですが、それが使われずに捨てられるようなことになったら本当にもったいない。

 

お米が出回るまですこし落ち着いて待って、9月までは、サトーのごはんでもいいじゃいないですか。

最近はかなり美味しくなっています。

お米はしばらくやめてパスタやそうめんやソバでもいいです。

別のもので代用してもいいのでは?

パンもあるし、コメの代用はいくらでもききます。

 

いつも通りの食生活を、念のため保管して守ろうとする動きはやめましょう。

世の中が変化したらそれにあわせればいい。

そのくらいの感覚で生きないと、これからの変化の激しい時代を生きていけません。

 

世の中の、特にネットを中心とした情報にあまり踊らされないように。

私たちの情報収集力と判断力をもっとつけていかないといけないなあと強く思います。

 

今日も情報を正しくつかんでいけるいける!!