「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産に登録されてから、はじめて奈良を訪れて、昨日から明日香の地で仕事をしております。
最近は取材が一気に増えてきて、ABEMAでも取り上げられています。
私はこの中で紹介されている「トブトリノ焙煎所」の中島さんたちにお世話になっていて、中島さんのやられている焙煎所兼カフェでコーヒーをいただいてから仕事をスタートするというのがいつもの行動パターンです。
(写真 明日香・稲渕村の田園風景)
トブトリノ焙煎所は飛鳥駅から車で15分くらいのところにあるお間合いの村の中にあります。
もともとは民家だった古い家を、地元の大工さんと店主が共同で設計して、自宅と焙煎所を作り上げてきました。
ここは飛鳥法という定めがあって、家をリフォームする時にも、その定めにしたがって修繕しなければいけないので、勝手に家をいじれないのです。
それも、この地の景観を乱さないための重要な取り決め。
だから時間もかかるし、お金もかかり、手間も相当かかります。
ここを作り上げる以前の古い家から、中をスケルトンにして、壁をつくり、一部は張り替えて、庭を手作りで作り上げていくところもずっと見てきましたので、そのご苦労はよく知っています。
だからこそ、ここの場所でいただくコーヒーには何倍もの美味しさを感じるのかもしれません。
いつもはその焙煎所に併設されているカフェ(というかお座敷)でコーヒーをいただくのですが、季節の良い時にはこの写真のあたりの小高い丘の上でコーヒーを野立てしていただきます。
田園風景を見ながら、その前でコーヒーをいただくのは大変贅沢で、なんとも言えず美味しいものです。
この動画でも紹介されていますが、一杯ずつ丁寧に豆をひいて、いれていただくその所作を見ているだけで心が整います。
野立てはかなり時間がある時でないとやっていませんが、お店は予約制ですので、ぜひ問い合わせてみてください。
https://www.tobutorino.coffee/
さて、私は実は昨日はトブトリノ焙煎所の近くで宿泊しております。
この周辺は本当に静かなところで、夜は真っ暗。
灯りがほぼありません。
家の灯りがすこしあるくらいで、何もないところ。
それがある意味、心を整えるのにとても役立ちます。
この村には何度も来ていますが、ここで寝るのは初めてでしたが、あっという間に寝てしまいました。
おそらく一番の理由は、
「真っ暗闇だから」だったと思います。
睡眠に一番必要なのは、暗さです。
光がはいらず、完全な暗さを保ったところで睡眠をとると、睡眠の質が格段に上がります。
そこに寝やすい寝具があり、着心地のいい寝間着を着て、何も考えずに就寝するだけで、朝までぐっすり眠れます。
私は、なんと、鹿の鳴き声で目が覚めました。
「このあたりは車で走っていると、その辺に鹿が立っていることがよくあるんですよ」と教えられました。
「きゅーん と言うような声が聞こえたらそれが鹿です」
とのこと。
その鳴き声がして目が覚めたのです。
なかなか新鮮な朝の目覚ましでした。
虫の声。
鹿の鳴き声。
鳥のさえずり。
それ以外何も聞こえない贅沢。
テレビも何もないこの空間こそが、まさにリトリート空間。
心も体もリラックスします。
飛鳥の世界遺産登録には、こうした自然が作り上げたこの地の独特の風土も含まれています。
お寺や古墳などを見に行くのもいいですが、こうした自然の中に身を置くことで、飛鳥の良さを体感できると思います。
今日も明日香で心と身体を整えていけるいける!!




