最初は色んな人が謝罪会見をしている画像を作っていたのですが、猫の謝罪会見が良く出来ていたのでそっちで一括りにしてみたものです。すぐ下の画像は「謝罪会見に臨む特急電車『おにぎり系』の図」。旧バージョン。以下本文。

 

 

 

警察24時。早速通報が入り、取材班はネコ機動捜査班に同行。路上で喧嘩している猫を仲裁している現場に出くわした。


「被害者はどっちなの」
「俺じゃねえよ(音声を変えてあります)」
「俺でもねえよ、被害者なんてカッコ悪いだろうがよお」
「じゃあ二匹共話聞くから、そこの交番まで来て」

 

 

 

続いて通報。酔った猫が大暴れしていると言う。


「ってやんでえマタタビ喰って酔ってんだぞ水飲んで酔ってんじゃねえぞ(ピー)野郎」
「はいはい、大人しくしてね。もしかしたら今夜は泊まって貰うから、トラ箱ね」
「ベーロー俺あネコだぞ」
「よしっ連行!」

 

 

 

道路上をジグザグに走行して通行妨害をしている猫の逮捕の瞬間。


「俺を掴まえてどうしようってんだよコラアッ離せ離せよコラアッ」
「あぶないでしょ、轢かれたらどうすんの、さあこっち来て」

 

 

 

続いては窃盗ネコの逮捕だ。ネコ機動捜査班長の深水警部補によれば、こうした非行ネコは大抵マタタビでおびき寄せて逮捕すると言う。その早業は流石に専門家の仕事であった。

 

 

 

派出所から家出ネコの確保依頼が入った。


「弟や妹が産まれてから誰も撫でてくれなくなったの」
「そうか、でも家の人心配してるよ」


公園に一匹で佇む子猫に優しく声を掛ける捜査員。やがて飼い主が現れ、家に帰って行った。

 

 

 

凶悪犯が逃走していると言う通報が入った。しかし敏腕ネコ捜査班の手に掛かればあっと言う間の逮捕。


「16時4分、容疑者確保!」

 

 

 

所が容疑者は僅かな隙を狙って、身をよじり、爪を立てて逃走を図る。この直後容疑者は、首根っこを掴まれて動きを封じられた。

 

 

 

その後、ネコ機動捜査班のある〇〇署の留置場に入れられた容疑者。不貞腐れた態度を見せるが食欲は旺盛だった。

 

 

 

やがてこの容疑者は起訴された。裁判中の様子。この時東京高裁は「終身禁固」とした一審判決を覆し、執行猶予付きの有期刑を言い渡したが検察側は上訴、その結果最高裁は審理差し戻しを命令し、終身禁固が確定した。

 

 

 

服役中の元容疑者。看守に厳しく監視されながら反省の日々を送っているかと思ったが、どうせネコの事なので何も反省してはいない。

 

 

 

それでも深水警部補は言う。


「仮に猫が反省してもしなくても、それは構わないんです。猫を保護し、その気持ちを理解し、飼い主さんや新しい飼い主さんの元で普段通りの暮らしを続けて貰う、それが私たちの仕事なのです」


ネコ機動捜査班の仕事は、明日も続く。

 

 

 

特別展「猫警察24時」。おしまい。

 

 

 

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