皆さん

こんにちは。
少し前のことになりますが、家族4人で9月24日シアトル発のアラスカクルーズ7泊8日に行ってきました。
クリスマス休暇中ですが時間も出来たため、これから少しずつ思い出しながらブログを書いていきたいと思います。

今回はSkagwei編になります。
Skagweiはホワイトパス&ユーコン鉄道で有名な街です。
今回のクルーズで絶対に体験したいオプションの1つで楽しみにしておりました。
ホワイトパス&ユーコン鉄道は予約制のためアラスカクルーズと当時に予約しました(アラスカ鉄道の予約の空き状況を見ながらクルーズを予約しました)。
Skagweiの町中から出発しカナダとの国境まで山を登り、そして来た道を帰ってくるという2時間半のツアー。
大人$146、子供$73とケチケチ貧乏家族にはカナリの出費となりますが、ここは投資せねば、ということでお昼過ぎ出発で予約をしました。
このホワイトパス&ユーコン鉄道ですがクルーズ船が来ない冬季に呼応して冬季は運航停止するようで10月以降はやっていないようでした。

クルーズ船を朝8:00ごろ下船しSkagweiの町を散策し午前中時間を潰してホワイトパス&ユーコン鉄道にという予定でした。
クルーズ船を出て2-3分歩いたところに小さな公園があり川で青年が釣りをしてました。
青年に話しかけると丁度ルアーを取り換えているところ。

黄色と白の派手めなスプーン(正直こんなんで釣れるのか?と思っていたところ)を投入して1投目で「Fish On!」
思ったより大物でロッドが激しくしなると共に魚が横へ走る。

魚体がキラリと光ると数秒後岩の裏に回り込まれると一瞬で糸が切れて痛恨のバラシ。
まさか釣れると思わず、呑気に話しかけていただけに気まずい雰囲気に。
「Good Luck」と言って我々は退散。でも魚体を見る限り6-70cmくらいの大物だったと思います。

気を取り直して?町に向かうとノスタルジックな雰囲気で1960年代のアメリカの田舎のような街。
思ったよりSkagweiの町が小さく、そこで列車の出発まで時間を潰そうと思っていたが潰しようが無いと悟った我が家。
途中、何やらこじんまりした可愛いクリスマス用品の店(ALASKA CHRISTMAS STORE)を発見しお土産を買いました。ご主人の優しさがお店全体に滲み出てくるような、どこかノスタルジックなホッコリするお店でした。


買い物を済ませホワイトパス&ユーコン鉄道の駅に行くと9:00出発の当日券が売られていました。
時間がつぶせそうにない事、午後から雨予報だったこともあり窓口のオネ―ちゃんにお昼のチケットを9:00出発に変えられるか聞いたところ、すんなりOK!
予約チケットを渡し、変更してもらい新しいチケットをゲット!
ということで9:00まで15分くらいあったので駅のお土産屋を散策し乗車することになりました。


駅にはコーヒーショップとお土産屋があり、結構置いてある衣類は品が良く買いたくなるものばかりでした(サイズが合えばですが、お金があれば何も持ってこないでこちらで買っても思い出になるのでは)。
ケチケチ家族ですがコーヒーは$3弱と安かったので思わず買ってしまい、列車を駅で待っていると駅員が来て突然「乗車位置まで歩きまーす」と!「えっ?ここ駅でしょ?」という???のもと列に沿って歩き出します。
歩くこと2-300Mのところで先頭が停止、しばらくすると列車が入って駅でないところから乗り込むといった感じになりました。

*後から分かったことですが、我々の予約サイトから予約した乗客はそのサイトが抑えている車両2両に乗り込む、そしてホワイトパス&ユーコン鉄道は約10両編成になっており別の予約サイトで予約した客が別のところから既に客が乗り込んでいるようでした。

我々家族は列の真ん中くらいにいたのですが、幸い列の前の方にいた人たちが前の車両、我々から後ろの車両に乗れと言われ席も決まってない、ということで車両には一番乗りということで席は選び放題、という感じでした。
席は左右2席ずつ、車両前方にはトイレとストーブが見えます。ストーブの近くは良いがトイレの近くはということでど真ん中にしようということになりました。
そしてど真ん中の進行方向「右」に2列陣取っていたところ、後から入ってくる人は皆進行方向「左」に真っ先に座り満足気。。。。「しまった!」と思ったが時既に遅し。。。。。5分後くらいたって進行方向「右」も8割くらい埋まり出発。

電車は森を抜けて時速20-30km程度で走り出します。
道中はアナウンスが流れホワイトパス&ユーコン鉄道の生い立ちや途中にある名所を説明してくれます。
聞き取った内容としてはホワイトパス&ユーコン鉄道はゴールドラッシュの西部開拓の流れで金がアラスカでも取れた時代に採掘場に行く人を乗せるために作られたということです。
そこで亡くなった人たちの墓地が在ったり、途中で当時の壊れた橋が残っていたりと解説してくれます(ちなみにこのアナウンスは録音ではなくライブでした。降車の間際にDJ車掌さんがやってくると20-25歳くらいの青年で皆がチップを渡してました。
そして列車は険しい山岳地帯を登っていき、進行方向「左」の乗客から「Oh!WoW!」系の盛り上がりを!
はい!やらかしました!列車の進行方向「左」は大自然を見ながら進み、進行方向「右」はひたすら森を見ながらの運航になります。

慣れてきたことに息子と列車の後方の連結部にちょっとしたスペースがありそこに出て大自然を観察しました。

景色は曇り空でしたが大自然を満喫できて最高でした。6-8月なら晴天の中で見れるんだろうなー。
列車は渓谷にありカナリ高いところを運行しているので爽快感もありますが9月末は既に気温は10度以下、ダウンジャケットは必修でしょう。途中トイレに行きましたが、綺麗で全然不快感はありませんでした。

1時間半くらいでしょうか、カナダの国境を越えて湖か川のようなところを通ると電車は緩やかに反転しているようでした。
そして下り出して初めて渓谷側になりました。
落ち着いて見れるようになりましたが下りという事と窓が結露し始めたため思うように外が見れない!多分夏のシーズン中は気温が下がらないため結露はしないんだろうなーと思いながら座っていると列車が止まり10分くらい停止しいると登りの電車とすれ違いました。
当然ですが単線のため上り電車とすれ違うための場所がところどころ設けられており、ところどころでチョコ停を繰り返しました。

終始曇り空でしたが雄大な自然を満喫し2時間半の列車の旅が終了。
降りた駅は行きにコーヒーを買ったところでしたが、それでも全員が下りるわけではなく、乗客が残っていたので別の目的地があるんだろうな、と思いながらクルーズ船に戻りました。

6-8月のピークシーズンは晴れの日が多いようです。
ピークシーズン、乗ったら絶対に進行方向「左」、車両の前はトイレ、後ろは開けっぱになり寒くなるので車両「中央」げベストPositionです。
そう言えばべスポジは韓国のアジョマ達(おば様達)が陣取ってました。流石です!

次はアラスカクルーズ旅のハイライト、氷河のポイント「Glacier Bay」のお話になります。
お楽しみに!