先月のこと。
大学生の生徒さんがレッスンのお代を封筒に入れてくださいます。
まぁ、綺麗!
いつもお祖母様が季節の絵を付けてくださっている封筒です。
この葉っぱはなにかしら?
生徒さんも首を傾げて、私も分からなくて。ですが、きっとお祖母様が付けてくださった絵。季節に添う意味があるんだろうね〜とその時はお話しを終えました。
数日後の、食事の席で。八寸。
お料理の説明と共に、この葉は梶の葉と教えてもらいました!
へぇ!やっぱり夏を象徴する葉っぱなんだ!
お家に帰って調べてみたら、
梶の葉は七夕に縁が深いよう。
7月だから、七夕だから、素敵な封筒の絵が付けられていたのですね。
中国の陰陽五行説にちなんだ五色(の短冊)と共に🎋✨
七夕は中国の「乞巧奠(きっこうでん)」(「乞」は願う、「巧」は巧みに上達する、「奠」はまつるという意味)という行事にルーツがあるようで、織姫にあやかり機織り等、様々な手習いごとの上達を願ったそうです。
その「乞巧奠」が奈良時代の遣唐使によって日本に伝わると、宮中行事として取り入れられ、詩歌や裁縫の上達を願い星に祈りをささげ、梶の葉に和歌をしたためお祀りしていたそうです。
なぜ梶の葉かというのは諸説あるようですが、裏側に毛がたくさん生えているため墨で文字が描きやすい、また紙の原料としても使われていたからとも言われているようです。
七夕において梶の葉が重要な役割を果たしているのですね。
私一人の想いだけで生きていたら知れなかったことですね。
生徒さんとの出会いで世界を広げて頂きました
ちなみに、
夏を象徴する葉っぱと書きましたが、旧暦の7.8.9月は秋にあたるため、七夕は秋の季語です^_^
Machiko