整理のはずが | ブルースでモツ焼き

整理のはずが

スターダスト/ライオネル・ハンプトン
¥1,995
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昨日の夜、久しぶりに「一人(隣には犬がいる)」になれたのでLPレコードを聴きながら

LPの整理をしてみた。もちろん、飲みながら。。ジャズ・ビヴラフォンの名手ライオネ

ルハンプトンのスターダストを聴きながらだ。あの「シャボン玉ホリデー」のエンディン

グでハナ肇がザ・ピーナッツに腕で一撃されるという。。そこで歌われていたあの曲だ。

久しぶりにスピーカーを通して音楽を聴いた。やはりいいなあ。空間を伝わってくる音感はイヤホンやヘッドフォンの生活に慣れた耳にはあまりにも心地よい。。しかもスターダストだ。お酒が進む。そのうちにLP整理が面倒臭くなりレコード鑑賞に集中。このLPはライブで、ハンプトンの「珠玉の鳥肌のソロ」は曲の最後にまわってくる。ギターやら、ベースやらが素晴らしいインプロビゼーションを展開するなか、そいつは突如嵐のような、尚且つ良く歌うフレーズを高速で叩きだしていく。楽器だけではもの足らず唸りながらのソロ。そうあのオスカーピーターソンのように。ある時はディープパープルのハイウェイスターの如き、はたまたアルディメオラのスパニッシュギターの如き高速で突き抜け、そして突如の静寂でのタメ、タメ、タメ。まるでアルバートキングのようなスケールだ。そして全体の素晴らしいアンサンブルでストーリーを締めくくる。目を閉じて聴いていたのだが知らないうちに涙がでていた。金宮焼酎がまた音楽にあう。ご機嫌になったmudywolfは妙にはにかんでやがる。。。つまみの蒲鉾を愛犬に小さくちぎって与える。至福の時だ。なんと安上がりな幸せなんだろう。音楽万歳!!有難うハンプトン!!