クラプトンについて1 | ブルースでモツ焼き

クラプトンについて1

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クラプトンって、昔から一定の距離をおいて評価してきたギタリストだ。もともとブルームフィールドの熱狂的ファンだったのでクリーム後のクラプトンはそれほど評価はしていなかった。特に「アイ シャット ザシェリフ」がディスコで流れていたような時代、あの頃の彼には関心がなかったのだ。所謂「レイドバック」っていうやつだ。ところが最近の彼のブルースギターはどうだろう。まさに鬼気迫るというか円熟味などという言葉で表現できないほど鬼気迫るものがある。(ちとクラプトンファンに失礼と思います。ごめんなさい)アルバム

EC was here は自分の中ではやっと「彼がギアを入れた」という感があった。そのギアというのは勿論彼本来のルーツのブルースだ。あれから今日まで紆余曲折もあったが。遂にトップギアに入ったのかと思われるほど最近は凄い。今年64歳になり、ますます磨きをかけてきている。こんなギタリストはジェフベックくらいだ。彼でなければ絶対に考えつかないようなフレーズの洪水は全盛期のブルームフィールドを思い出さずにはいられない。ヒュバートサムリンの如きあの鬼のような高音域へのスライド、アルバートキングの様なダイナミックなタメ、オーティスラッシュのダウンチョーキングの如き鋭いチョーキング、バディガイのようなトリッキーなプリングオフなどなど。まさに「神が天から降りてきた」かのように1点の狂いも迷いもなくあの指から連射されるのだ。それはまさにデュアンやジミヘンやブルームフィールドといったブルースの匠が、そしてマディ、ロバジョン、ウルフ、アルバート、エルモアなどの師匠達が「あとはお前に託した。ブルースをたのんだぞ!!」と彼に白羽の矢をたてたのではないかと思ってしまうほどだ。現役のギタリストでこの重い十字架を背負っていけるのはクラプトンしかいない。レイボーンは他界し、ジョニーウインターは体力的に限界だ。BBとバディは既に背負い続けて、そろそろ疲れがでてきた。たのんだぞクラプトン!もうホワイトブルースなんていう昔のふざけたフレーズは不必要だ。60年代から一貫して先人達とともにブルースの歴史を作り現在なおも進み続けている、そんなクラプトンにスタンディングオベイションだ。有難うクラプトン。