モツ焼き
モツ焼きとはなんぞや?非常に深い哲学的な疑問だ焼き鳥屋の看板をあげながら、「うちの焼き鳥は全部豚モツなんです」などと想像を絶するロジックをしたりげに展開する親爺。あるいはモツ焼き屋の看板をあげながら「うちの場合は焼き鳥なんです」と言う親爺。厳密に言うと前者は誤りで後者は1部正しい。「焼き鳥」と言いながら「全部豚」とは既に論理がコペルニクス的崩壊の様相を呈している。せめて「焼き鳥ですが全部モツなんです」という理論武装をしてほしい。後者は「モツ焼き」という看板が命とりだ。モツ焼の看板をあげた以上「肉」を焼いてはならない。つまり、モツとは「臓物」のモツからきている言葉だからだ。特に関東では暗黙了解事項としてこれは必然的に豚モツでなければならない。広義には鳥や牛のモツもモツであるが関東の立場としては筋道として豚にこだわりたい。豚足とかミミンガーとして知られる豚の耳などがモツの範疇から外れるということは謙虚にシャイに理解しなければ都会人としてのインテリジェンスにかけるというものだ。