小学生の頃毎週少年ジャンプを買っていたわけだが、当時はお店に予約をしないとまず買うことが出来なかった(うちの地元だけ ?)。


 当時は人気の作品が目白押しで、幽遊白書やスラムダンク、金田一少年、ジャングル王者ターちゃんなど、どれも連載が楽しみで毎週わくわくドキドキ、胸を高鳴らせていたものだ。


当時現役でバリバリ働いていて怒ると怖かった父親も、毎週ジャンプ代のお金を自分に手渡して買ってくるようお願いしていた。

先に自分が読んだ後に「はい、ジャンプ」と父親に渡すと、座椅子に座って食い入るように見ていた父親の姿は今でも時折思い出す時がある。

あの怖かった父親が自分と同じものを見て楽しんでいる、そう考えると何だか嬉しいというか何というか、今でもあの時の父親の情景が目に浮かぶ時がある。


さらに当時はジャンプの作品がテレビアニメ化して人気を博し、陰鬱だった学校も(まぁそれなりに楽しかったけども…)、これらの娯楽のおかげで何度も何度も心が救われた。


その中でもドラゴンボールは自分にとって思い出そのもの、バイブルといってもいいぐらい楽しませてもらった。


未だに全巻揃ったコミックスが家にあり、もう 売って手元にないがDVDBOXも買った時がある。

コミックスの最後の方に書いてあったあとがき、視聴者からの質問に対してユニークに返信していたのも印象的だった。

「僕は普段白シャツにジーパンを履いています」に対して「おいおい、それじゃ女の子にモテないぞ」的なやりとりがあって、当時ファッションに疎かった自分はそのやりとりが妙に頭から離れず、以降生涯において一度も白シャツにジーパンといった組み合わせは経験がない(笑)


また、当時小学生だった頃から中学、高校、そして未だに職場でもドラゴンボールの話をして盛り上がる時がある。


当時みんなと見ていた景色の中に、ドラゴンボールがある。そして大人になった今でも、共通の思い出として変わらずみんなの中に生き続けている。


ありがとうございます 鳥山先生。


あなたが世に送り出した作品、キャラクターはどれも好きです。


そして生涯忘れることはないです。


本当に