―異端者の生まれ変わり―ある者との出会い(後編) | notebook of memory

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殆ど、自作詩と夢小説ばかりです。

―異端者の生まれ変わり―ある者との出会い(後編)


早速、キィウラスと共に、ダイアゴン横丁に来たユウは、まず何処から行くか、お前が決めろとでも言うような態度でキィウラスを見ていた。

どうやら、キィウラスの判断に任せる事にしているらしい。

キィウラスは気にしてないが、他人様が今の様な態度で見られれば、何だ、この生意気な餓鬼、とでも思うところなのだろう。


「取り敢えず、金は元々持ってるからグリンゴッツ銀行に行かなくても良いから…何処から行きたい?」

「…本屋が良いけど、全部買い終えてからにするか…じゃあ、制服からにしよう」

そう言えば、「マダム・マルキシンの洋装店―普段着から私服まで」と看板に書かれた、店に向って歩き出した。

暫くして、やっと看板が見えてユウとキィウラスは店の扉前まで来ていた。

「さてと、それじゃあ、入るとするか」

「…ん」


キィウラスの言葉に軽く相槌返し、扉に手をやり、店の中へと入った。

すると、藤色ずくめの服を着た、愛想の良い笑顔浮かべて、ずんぶりとした魔女がやって来た。

彼女が、マダム・マルキシンだと思いつつ、相手がユウとキィウラスを見てから、僅かに頬を染めて居たのに対して首をかしげて不思議だな…と思っていた。


「いらっしゃい。坊ちゃんは、今年ホグワーツかしら?」


どうやら、ユウの姿を見て男だと思ったらしい。

今のユウの姿といえば、動きやすそうな服装に男物の服を身に纏っていた。

ユウは、愛想笑いとばかりに微笑みながら、言葉を紡ぐ。


「残念ですが、私は男ではありませんよ。ああ、男ではないですが…出来れば、男子生徒の制服を注文させて頂きたいのですが…宜しいですよね?


キィウラスは、自分以外がユウを見るのが気に喰わないと言った様子で居るが、さして口出しもせずに、今ユウが言った言葉は、質問ではなく、疑問系を少し入れた命令系だった事に、内心笑っていた。

マダム・マルキシンは、命令形だとも気づく事もないまま、あっさりOKの言葉を出したのだった。


制服を買い終えて、さっさと教材なども買い揃えて、残りは杖を買うだけになった。

ユウは、もう少しで終わるのかとでも言うような顔をしていて、杖を売っているオリバンダーの店に向って、何の迷いもせずに、以前来た事があるかのような様子で、すたすた歩き、その後をキィウラスが無言のままついて行く。

それから、オリバンダーの店へとやって来たユウは、扉を開けて中に入った。

中は、狭く埃っぽい室内で、壁沿いに棚が重なっていて、整然と長細い箱が積まれてあると言った様子。


「いらっしゃいませ…」


突然現れた、老人に対して眉間に皺を寄せるが、再び愛想笑い浮かべる事にした。


「こんにちは。杖を買いに来たのですが…よろしいでしょうか?」

「あぁ…ユウ・ムドウ様でしたね?ダンブルドア校長から話しは聞いていたので、直ぐ来ると思ってました…」


ダンブルドアという単語に、僅かに気にいらなそうな顔になるが、オリバンダーはさして気にした様子もなく、棚の間を飛び回って幾つかの箱のケースを取り出してきた。


「ユニコーンの髭20cm」


差し出された杖を振ってみれば、勢いよくバリーンッ!と窓ガラスが割れた。


「うむ、あわないようですな…」


嬉々とした様子で、また幾つかの箱を取り出して来ては、あわないというので取り上げられた。

いい加減に飽きてきたユウは、キィウラスの方を見ると、何時の間にか居たのだろうかサラサラと黒髪に生意気な目つきの美少年に入るのだろう少年が、居るのに気がついた。

誰だろうかと…見ていれば、何時の間にか、箱を持ちながらやって来たオリバンダーがコホンッと一つ咳をした為、視界を外した。


「バジリスクの牙、龍族の血、ヴァンパイアの羽、死神の涙26cmをどうぞ」


よく其処までして、混ぜられたな…と、考えつつ一振りしてみれば、パァッと今まで壊れていたものなど全て元通りになっていったのだった。


「ブラボー!まさか、この杖の持ち主が現れようとは…」


物凄い勢いで、手をパチパチ叩いてる姿に苦笑もらしてから、まだ何か言っているオリバンダー放置して、キィウラスの近くに行けば、灰色の瞳をした先程の美少年と目が合う。

目があったと同時に、ニッと笑み浮かべた少年見て、取り敢えず笑い返す事にした。


「随分と長かったんだな、お前の。あ、俺、シリウス・ブラックってんだ。シリウスって呼んでくれな!」

「…まぁ、長かったかもね。シリウスね。僕は、ユウ・ムドウ。好きに呼んでくれればいいよ」


素っ気無く返したが、頭の中ではシリウス・ブラックと言えば、3巻に出てくる人物だったな、等と考えていた。

すると、今までずっと何かしら喋っていたオリバンダーがやっと一通り言い終えた様子で、満足そうに幾らか尋ねるキィウラスに、お金はいりませんよ、と言っているオリバンダーの姿が目に映った。

その様子を見て、ユウはシリウスに一言、またな、と言う言葉を残して、キィウラスを連れて店の外を出て行った。

その後に残ったシリウスは、面白い奴…と、言葉をもらしたののだった。


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後書き;兎に角眠いです…。

風邪気味でして、所々変な文章になってる気がしますが、その時は指摘して下さったらあり難いです。

ある者とので、当初はジェームズを予定してましたが、シリウスにしてしまいました。

後、赤いネックレスについては、多分次回の編で赤めのお兄さんの姿が浮かぶかもしれません。

それでは、この辺にしと来ます。

此処までお読みになって下さった方、どうも有難う御座いました。