ジョーイ・カルデラッツォ（Joey Calderazzo、1965年2月27日 - ）は、ジャズ・ピアニストであり、ミュージシャンのジーン・カルデラッツォの弟である。マイケル・ブレッカーやブランフォード・マルサリスが率いるバンドで幅広く演奏を行い、自身のバンドも率いてきました。
カルデラッツォはニューヨーク州ニューロシェル生まれ。8歳でクラシック・ピアノの勉強を始めました。彼の兄であるジーンがジャズへ興味を持たせました。彼はリッチー・バイラークに師事し、1980年代にはバークリー音楽大学とマンハッタン音楽学校で学び続けました。同時に、デイヴ・リーブマン、フランク・フォスターと、プロとして演奏するようになりました。
彼は音楽クリニックでサックス奏者のマイケル・ブレッカーと出会い、1987年からクインテットのメンバーとなりました。
1990年に、ブルーノート・レコードと契約。カルデラッツォのファースト・アルバム『ジョーイ・カルデラッツォ登場!!』を、ブレッカーがプロデュースしました。このアルバムには、ジェリー・バーガンジィと、ボストンで兄のルームメイトであったブランフォード・マルサリスがフィーチャーされています。
彼らはデイヴ・ホランドとジャック・ディジョネットを含む彼のセカンド・アルバム『ジョーイ2』でも演奏しました。 カルデラッツォは、ピアニストかつ作曲家として、ブレッカーのアルバム『テイルズ・フロム・ザ・ハドソン』と『トゥー・ブロックス・フロム・ジ・エッジ』に参加しました。マルサリスのバックショット・ルフォンクではキーボードを演奏し、アルバム『ミュージック・エヴォリューション』にも貢献しました。
ピアニストのケニー・カークランドが1998年に亡くなったとき、カルデラッツォはブランフォード・マルサリス・カルテットで彼のポジションを引き継ぎました。1999年にはジョン・パティトゥッチ、ジェフ・テイン・ワッツと一緒にアルバム『ザ・トリオ』をレコーディングしました。彼はマルサリスのアルバム『コンテンポラリー・ジャズ』『フットステップス』『ロメール・ベアデン・リヴィールド（ロメール・ベアデンに捧ぐ）』『エターナル』、そしてDVD『Coltrane's 'A Love Supreme' Live in Amsterdam』などで演奏しています。
また、カルデラッツォの作品「Hope」がアルバム『ブラッグタウン』に収録されました。 彼は、ブランフォード・マルサリスが所有する「Marsalis Music」と契約した最初のミュージシャンの1人となりました。そこで最初のソロ・アルバムとなる『俳句』は、2002年に登場しました。
アルバム『夜明け』では、歌手のクラウディア・アクーニャとギタリストのホメロ・ルバンボをフィーチャーしていました。2011年、マルサリスとはデュオを結成し、アルバム『ソングス・オブ・マース・アンド・メランコリー』をレコーディングしています。
カルデラッツォは2017年に尺骨神経絞扼症候群を発症し、右手の2本の指がしびれてしまいました。手術と休息の後、彼は以前と同じような演奏に戻れています。
My Foolish Heart
I Never Knew
Waltz for J.C.
Haiku
Midnight Voyage
Sea Glass
Bri's Dance
My One and Only Love
Aurora
Last Visit Home
No Adults
Yesterdays
Discography
As leader/co-leader
・1990 In the Door Blue Note With Branford Marsalis (soprano sax, tenor sax), Jerry Bergonzi and Michael Brecker (tenor sax), Jay Anderson (bass), Peter Erskine and Adam Nussbaum (drums), Don Alias (percussion)
・1991 To Know One Blue Note With Branford Marsalis (soprano sax, tenor sax), Jerry Bergonzi (tenor sax), Dave Holland (bass), Jack DeJohnette (drums)
・1993? The Traveler Blue Note Trio, with John Patitucci and Jay Anderson (bass; separately); Peter Erskine and Jeff Hirshfield (drums; separately)
・1995? Secrets AudioQuest With various, from trio to octet
・1996? Our Standards Gowi
・1997? Simply Music Lost Chart Trio, with Sylvain Gagnon (bass), Jeff "Tain" Watts (drums)
・1999 Joey Calderazzo Columbia/Sony Music Trio, with John Patitucci (bass), Jeff "Tain" Watts (drums)
・2002 Haiku Marsalis Music Solo piano
・2006 Amanecer Marsalis Music Most tracks solo piano; one track duo with Romero Lubambo (guitar); one track duo with Claudia Acuña (vocals); two tracks trio, with Lubambo and Acuña
・2011? Songs of Mirth & Melancholy EmArcy/Marsalis Music Duo, co-led with Branford Marsalis (saxes)
・2011 Live Sunnyside Trio, with Orlando le Fleming (bass), Donald Edwards (drums); in concert
・2015? Going Home Sunnyside One track piano solo; most tracks trio, with Orlando le Fleming (bass), Adam Cruz (drums); one track quartet, with Branford Marsalis (tenor sax) added
・2017 Live from The Cotton Club, Tokyo, Volume I Dot Time Trio, with Orlando le Fleming (bass), Donald Edwards (drums); in concert
As sideman
・1990? Michael Brecker Now You See It… (Now You Don't) GRP
・1996 Jerry Bergonzi Fast Company Blue Jackel
・1996 Michael Brecker Tales from the Hudson Impulse!
・1998 Michael Brecker Two Blocks from the Edge Impulse!
・1999 Branford Marsalis Contemporary Jazz Sony Music
・2001 Branford Marsalis Footsteps of Our Fathers Marsalis Music
・2001–2002 Jeff "Tain" Watts Bar Talk Columbia
・2003 Branford Marsalis Romare Bearden Revealed Marsalis Music
・2003? Branford Marsalis A Love Supreme: Live in Amsterdam Marsalis Music
・2003 Branford Marsalis Eternal Marsalis Music
・2010? Håkan Broström Refraction Art of Life
・2011 Branford Marsalis Four MFs Playin' Tunes Marsalis Music
・2016? Branford Marsalis Upward Spiral OKeh
・2018? Kurt Elling The Questions OKeh
・2018? Branford Marsalis The Secret Between the Shadow and the Soul OKeh
今日はこの辺で。ではでは・・・・。