14時30分は、ナイトじゃないです。


そんな事を思いつつ、ちょいと本屋に寄ったらば、




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田舎の本屋にこの入荷数。


すげーな、ワンピース。




さて、先日ブックオフで見つけた、



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齋藤智裕(水嶋ヒロ)のデビュー小説「KAGEROU」を読みました。


2010年12月発売ですか。


書店でパラパラと見て、こりゃ1時間くらいで読めそうだと思ったので、定価で買いたくはないなと。


どうせすぐ古本屋に大量に出回るだろうと予想して買わなかったんですよね~


で、先日ブックオフで750円で売られてるのを発見して、まあギリギリの価格かなと思い購入しました。


・水嶋ヒロの処女作品

・第5回ポプラ小説大賞受賞

・ポプラ賞は2~4回まで大賞が出ていない

・選考側は作者が俳優の水嶋ヒロとは知らず、大賞に選んでみたら水嶋ヒロだった

・大賞賞金2000万円を辞退


などなど、本当に面白いのか、話題作りの出来レースなのかわからなかったんですよね。


いつか読んでみようと思ってはいたわけですよ。


つーわけで感想です。




まず、読みやすい。


文字数も少なく、凝った表現もないのでスラスラ読めました。


本当に1時間で読めました。


ほめるべき点は、ストーリーの発想ですね。


1時間で読めたのは、読み手を引き込むような面白さも関与していると思います。


80%くらいは楽しく読めたんですが、ラストがちょっと・・・


アイデアありきで書き始めて、オチはなんとかひねり出したって感じがしますね~


展開がご都合主義的な点が気になりましたね。


アカネの物語への関わり方が唐突な割に、物語の根幹に位置する人物だったりとか。


ヤスオの人工心臓、、、手回しってwwwそりゃもうちょっとなんとかならなかったもんかと。


ある程度ご都合主義なのは良いと思うんですけどね、フィクションですから。


しかし、キョウヤがいきなり倒れるとか、必然性がなさすぎて。


オチに向かってキョウヤには倒れてもらった、って読み方しかできないので白けます。


あと、、、ダジャレ、、、必要???


ラストでキョウヤがアカネの心音を聴いて涙したり、ダジャレを言ったりすることで、ヤスオとキョウヤの融合を表現したかったんだと思いますが、、、強引ですよねぇ。


キョウヤをキョウヤとして蘇生させるなら分かるんですが、キョウヤをヤスオとして蘇生させることに意味がない。


またこのダジャレがヤスオに楽観的な人間のような印象を与えてしまい、おおよそ自殺など縁がないんじゃないかという印象矛盾を感じました。


もうちょっとヤスオのキャラクターを作り込んだ方が良かったんじゃないかなーと思います。


シラフのまま飛び降り自殺をしようとするほど、ヤスオという人間に緊迫感を感じない。


ただ、物語としては想像よりは面白かったです。


中盤過ぎくらいまでは一気に読ませる展開だったし、先に期待を感じさせる内容でした。


んで、率直な感想をまとめますと、


・ストーリーのアイデアが良く、予想よりは面白かった

・しかし、ハードカバー1400円は高すぎると思う

・面白かったとは思うが、ポプラ小説賞大賞はやっぱり出来レースだと思う

・表現等が洗練されていないので、ゴーストライターはないと思う

・命をテーマというほど、重々しい感じはしない

・ラストが練り足りないと思う

・古本屋で500円以下なら、買って損した気分はしないと思う


と、そんな感じです。


水嶋ヒロが本気で書いたというのは間違いないんじゃないでしょうか。


もっと数を書けば、良い作家になるかもしれません。


大賞を選んでみたら水嶋ヒロだったってのは出来レースくさいですね。


おそらく選考側は知ってたんじゃないかと。


上位に入れるにはやぶさかでないが、まあ話題作りのために大賞にしとこう。


んで、水嶋ヒロとは知らなかった事にしとこう。


くらいの感じなんじゃないかなーと、実際読んでみて思いました。