【3日目】
・豊の国健康ランド午前5時。健康ランドのスタッフにたたき起こされる。テーブルの上に投げ出しておいたロッカーのカギをちゃんと身につけておけと、なくしたら罰金5000円やぞと脅される。俺、客なのに。
・午前6時頃、周囲がザワ付きだす。職員が朝の清掃を始める。窓も開けられる。寒い。職員は仮眠フロアで寝ている客の毛布を容赦なく引っぺがして行く。とても寝ていられる状態ではない。
・午前9時。豊の国健康ランドを出発。連日の睡眠不足と疲れで倒れそうだ。しかし大阪3人衆に、大分県のお土産が買えるところに連れて行けと恫喝される。俺、山口県民ですよ?
・逆らったらタコ焼きの具にされそうな雰囲気なので、あいまいな記憶をたどって別府観光港へ。あそこならお土産ものが買えるはず。
・道中、弱小さんが「腹減った。なしか!!」を連発。どこかで大分弁「なしか」を覚えたらしい。使い方が明らかに間違っているが、そんなこと言おうものならタコ焼きの具に・・・
・別府観光港へ。ラブスロ部長は今日はまだ一言も発していない。しかし常に南港に人を沈めるときのような目付きをしているので、明らかに機嫌が悪い事が分かる。その頃マネは「アタシお城に住みたい。」と夢見る少女発言。弱小さん「腹減った。なしか!!」。もうどうしたらいいかわからない。大分に来たことをかなり後悔する。
・ラブスロ部長が「こくら。」と一言つぶやく。え?小倉に行けばいいんですか?訊き返すが返事はない。困って弱小さんの方を見ると、お土産の展示品を手当たり次第口に放り込んでいる。マネは見ず知らずの観光客に「ゴムゴムのピストル!」などと叫んでいる。逃げるように観光港を後にする。ちなみに誰も何も買っていない。
・大分を後にし、高速道路に乗って一路小倉へ。先導が自分の車、その後ろを弱小さんとマネを乗せたラブスロ部長の車が付いてくる。ラブスロ部長は常に車間距離30cmくらいで煽りを入れてくる。ちょっとでも急ブレーキを踏むと激突は免れない状態。バックミラーに映るラブスロ部長は運転しながらゲラゲラ笑っている。マネは箱乗り、弱小さんは白目を剥いて気絶している。
・命からがら小倉へたどりつくと、明らかにカタギじゃない三人に囲まれる。本能が「逃げろ!」と警告を発するが、よく見るとそのうち一人は(●´・з・`●)だと気づく。すると腕に「鉄道命」と彫り物をしているのがやまさんで、極妻の岩下志摩のような凄みを持つ女性がぐうたらさんなのだろう。抵抗する間もなく拉致される。だれか助けてください。
・連れて行かれた建物には「山賊鍋」という看板が掲げられている。「ああ、山賊のアジトに連れてこられたのか」と思ったら、中は普通の飲食店だった。そういやもう昼か。緊張で食べ物が喉を通る状態ではないが、そんな事を言ったら山賊鍋の具にされそうだったので、人生最大級の愛想笑いで場をしのぐ。だれか助けてください。
・各々、食事を注文する。明らかにビビっていて真っ青な顔をした店員が、震える声でオーダーを復唱する。、「ご、ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」すると、店員の目の前に座っていた(●´・з・`●)が「あ!?聞こえんかったけもう一回言え。」と店員にすごむ。泣きそうな顔で復唱する店員。(●´・з・`●)「ああ!?聞こえんちいいよろが!?もう一回言え。」だれか助けてください。
・そのときやまさんが、「オイ、もう勘弁してやれ。迷惑かけたの兄ちゃん。あとは誠意を見せてくれたらそれでいいけ。」これが恐喝のコンビプレーかと、恐怖を通り越してむしろ感心する。だれか助けてください。
・明らかにメニューより豪華になっている食事が来る、これが店の誠意なのだろうか。生きた心地がしないまま、食事が終わる。とその時、やまさんがいきなり窓を開けて窓から出ようとしてる。「ま、まだお金払ってないですよ?」と言うと、「払った方が負け。それが小倉のルールちゃ。」と一喝される。だれか助けてください。
・全員窓から脱出。生まれて初めて食い逃げを体験する。でもやまさんに暴行を受けることなくその場をしのげたのでほっとする。生きてて良かったと心から思う。生きる素晴らしさを感じられただけでも、良い総会だったのかもしれない。
【終わり】