はっきり言って全然期待してなかったんですが。
それどころか、後でダメ出ししてやろうと思ってたんですが、案外悪くなかった、、、というかTBSがやったことに評価していいんじゃないですかね?
聖なる夜に
『あの戦争は何だったのか~日米開戦と東条英機』
を観てましたwww
かなり踏み込んだ内容だと思いましたよ。
戦後、日教組の影響で、太平洋戦争は軍部の暴走によるもので、国民は望まない戦争に巻き込まれた被害者であり、東条英機はヒトラー、ムッソリーニに並ぶ独裁者だという認識が多数を占めていたと思います。
しかし、昨日の放送の内容は開戦派と外交派に割れる政府の調整に苦悩する東条、戦争を回避したい昭和天皇の意思、昭和天皇の意思を尊重しようとする東条、開戦を求めて熱狂する国民とマスコミ、完全に傍受され解読されていた日本の暗号など、それまでは決して教えられることの無かった事実をゴールデンで放送したことに驚きました。
甲案、乙案、ハルノートなどの言葉をテレビで聞いたのは初めてな気がします。
内容も、概ね自分の認識と大差なかったかと。
TBSにしては右よりとさえ言える内容だったかもしれません。
気になったのは、甲案、乙案は日本の最大譲歩じゃなかったでしたっけ?
なんか調整によって骨抜きにされ、とてもアメリカとの交渉に耐えうる内容ではなかったような表現がされていたことと、愚直なまでに昭和天皇に忠節だったはずの東条が、若干昭和天皇に不平的だったように見えたことが気になりました。
あと、日本が満州から引けない理由、満州建国前のシナの満州に対する認識、対ソ対策の事なんかを詳しく見たかったですかね。
それでも、真珠湾攻撃をアメリカが察知しながら防ごうとしなかった事実などは、よく踏み込んで放送したものです。
細かいディテールの部分で違和感を感じることはありましたが、歴史認識としてはかなり偏りがない内容だったかもしれません。
最後の徳富蘇峰の東条評論の一説『首相の器にあらず』は、決して東条への批判ではなく、ねぎらいの言葉に他ならないと思いましたね。
この調子で、大東亜共栄圏、戦争中盤以降の愚作、原爆投下、極東国際軍事裁判なども踏み込んで続編作ってもらったら、TBSは一気に報道局として名を上げるんじゃないかと。
それにしてもよくTBSがあそこまで作ったもんです。
しかし、、、クリスマス・イヴにやる内容じゃなかったですな~
もっと人が観る時期にやって欲しかった。。。
東条処刑にあわせた日程(実際は23日)とはいえ、どれだけの人が観たんでしょうねえ。
あと、ある程度の知識の下地がないとちゃんと理解しづらいかもしれないですね。
無知識で観たらどんな感想になるんでしょうか。
とはいえ、この内容をゴールデンに流せるようになったとは、日本も随分変わったな~と思いました。