喰わず嫌いとは、食べたことがないものを、見た目や先入観で嫌いなものと判断していることの意です。
某人気番組の影響か、単純に嫌いな食べ物のことを「食わず嫌い」と言っているのを耳にした事がありますが、あの番組も本当は喰わず嫌いでもなんでもなく、ただ嫌いなものを当てるだけなんですけどね。
自分は喰わず嫌いってものはないんですが、単純に嫌いなものはあります。
キノコが全般的にダメですね。
マッシュルームとかえのきなんかは比較的大丈夫ですが、食べる必要の無いときは食べませんし、それらが入ってる料理は敬遠します。
一番ダメなのは、やはりシイタケです。
独特のクセがありますから、シイタケが嫌いな人は多いと思います。
某人気番組でも、シイタケが候補料理にでてきたときは大概コレが当たりですね。
匂いといい、食感といい、黒い背中に白い足がわさわさ生えたような見た目といい全てがダメ。
が、決定的にダメになったのは、小学校の給食で無理矢理喰わされてたことに他ならないかと。
子供の頃は、他にもいろいろ苦手な物がありましたが、成人してからはほとんど大丈夫になりました。
が、シイタケだけは未だに小さなカケラでも全くダメです。
なので、「五目○○○○」みたいなメニューはまず避けます。
あの給食で無理矢理食わすシステム(?)ってまだ残ってるんですかね?
あんなことやったってトラウマになるだけで、良いことなんて何もないと思いますわ。
発想は、「食べ物を粗末にするのは罪」って精神論から来てるんでしょうか?
その心意気は賛同できるんですが、そんな大人が今、賞味期限切れという理由でまだ余裕で食べられる食品をドカドカ捨ててるんだから、教育の方向性が間違ってんじゃないかと。
で、例によって給食が喰えないヤツは、いつまでも席に残されて喰うまで給食と格闘させられてました。
さすがにそれはキツいので、自分はハナをつまんで牛乳で丸呑みしてましたね。
本当に吐くほど嫌いでしたから、それでも必死でしたよ。
しかし、時折そんなんじゃ間に合わないほど大量に、かつでっかいシイタケが出ることがありました。
自分が給食係んときは、配膳の時に手を加えることも出来ましたが、給食係じゃないときはどうしようもありません。
そんな中、子供の自分はある技をあみ出しました。
その技とは、、、
「先生の目を盗んでポケットに詰め込む」ですwww
ベタベタになりますけどね、そんな事はかまってられません。
当時の小学校の先生は、まだ普通に子供をブン殴ってましたから怖かったし、比較的優等生だった(多分)自分がみんなの前で給食が喰えないからって恥かくわけにはいきませんでしたから。
んで、学校からの帰り道に捨てて帰ってました。
小学生の男子にとってトイレの個室に入ることは「学園生活の負け犬」確定ですから、トイレに流すことは出来なかったんです。
なにが食べ物を粗末にしないんだかwww
そんなこともあり、シイタケは未だに全くダメですね。
喰わなきゃ死ぬって局面に晒されたら、死を選ぶかもしれませんwww
とまあ、それほど嫌いなシイタケなんですが、一度だけ死ぬほど食べたことがあります。
学生の頃入ったサークルに、一人の女の子(同期)がいました。
青春真っ盛りの自分は密かに思いを寄せていたんですが、まだ入学して間もない頃で様子を探っている時期でしたね。
彼氏がいるのかどうかも判らないし、ヘタに特攻して玉砕した日にゃサークルに居辛くなりますから。
そんなおり、サークルの連絡か何かで彼女のアパートを訪れる機会がありました。
当時は同期や先輩を交えて、いろんな人のアパートで宴会したり麻雀したりしてましたから、彼女のアパートも当然知ってました。
何のついでかは覚えてないですが、自分が彼女のアパートに何かを届けることになりました。
ちょっとドキドキですよ。
時間は夕方過ぎ、ドアを開けて出てきた彼女はエプロン姿で出迎えてくれました。
といっても、メシ時に行ったからであって、決して自分のために作ってくれていたわけじゃないですよ。
渡すもの渡してさっさと要件は済みましたが、そこで何事も無く帰ってしまっては面白くありません。
軽く釣り糸を垂らしてみました。
「お、良い匂いがするね。」
『ああ、今ちょうどゴハン作ってたから・・・食べてく?』
コリャキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
まさかいきなり敵の本丸に攻め込むチャンスが訪れようとは!
いや、もう顔がニヤけるのを必死で押えましたよ。
「じゃ、ちょっとお呼ばれしようかな。」
なんてクールに返事して中に入れてもらいました。
これは、上手く話が盛り上がれば・・・
などと考えたバチが当たったのでしょう。
出てきたのは野菜炒め・・・
シイタケ山盛りでした。。。
ええ、食べましたとも。
笑顔で完食ですよ。顔面蒼白ですよ。
で、そこそこ話をして帰りました。。。
もちろん食事中は勤めて明るく、「美味い美味い」なんて言って食べてました。
今にも吐きそうなのを彼女に悟られないように中止しつつ、それなりに楽しく食事しましたが、さすがにこの後どうこうしようなどと考える余裕はありません。
適当に話を切り上げて、彼女の部屋を出るなり近くのドブ川へダッシュして思い切りリバースしました。
いや、ほんと、今思い出しても何やってんでしょう。
でも、あの場面は笑顔で完食するしかなかったんです。。。
そんな漢気を彼女は当然知るはずも無く、程なく付き合い始めた彼氏と何年か前にゴールインしました。
情けなくも切ない話です。
もし、小学校で給食を無理矢理食わせるシステムがなければ、披露宴で彼女の隣に居たのは自分だったかもしれません。
今頃、子供と一緒に楽しい時を過ごし、今こんなアホなブログ書いていることもなかったかもしれません。
なので、自分にとってシイタケは好き嫌い以前に心の傷として、憎むべき存在です。
あの日、あの時、あの場所で、君がシイタケさえ出さなければ・・・
いや、俺がシイタケが平気だったら・・・
<後日談>
実はこの話、当の彼女に話したことがあります。
どう話したかは覚えてないですが、下心があったなんて話するわけないので、おそらく「断るのも悪いからガマンして食べた~」くらいにボヤカして話したんだろうと思います。
『え~~??シイタケ入れてたっけ??』
とか言うてました。
縁がなかったんでしょうねwww