先日、漫画喫茶に行きました。

そうしょっちゅう行くわけじゃなく、年に2~3回、ONE PIECEの新刊が出たくらいに行く程度なんですけどね。


漫画喫茶と言っても『24時間営業、全室個室、フリードリンク、インターネットその他やり放題』みたいな今風の店ではありません。


2時間ワンオーダー制の、昔ながらの漫画の多い喫茶店です。


喫茶店って言っても、この店は食事がわりと美味しいんですよ、もちろん割高ですけど。


ちょっと前までは料金も普通だったんですけどね、最近高くなりました。


それでも2時間漫画読んで食事して1000円でお釣りが来るんだから、それほど損した感じもしません。





店内に入って適当に席に座ると、店員が水を持って注文を取りにきました。


明らかに高校生のバイト(男)で、ぎこちない接客ぶりを見るとまだ店に入ったばかりに見えます。


夏休みですから、期間限定のバイトかもしれません。


昼をだいぶ過ぎた時間だったんですが、店内には客が6~7人。


前述の通り、店内は漫画の多い喫茶店の様相で、狭い店です。


『唐揚げ定食』


バイト君は自分の注文を取ると厨房に注文を告げます。


厨房から聞こえた返事は女性でした。


どうやら2人で切り回しているようです。

注文を終えた自分は、いつものようにONE PIECEの新刊と、その前の巻を1~2冊持って着席しました。


年に数回しか行かないんで、前回読んだ内容を忘れていることが多く、いつも最新以前の巻から読み始めます。





5分ちょっとほど経ったころでしょうか、バイト君が料理を持って来て自分の4つほど向こうの席に置きました。


その席の客はトイレに行っていたようで、帰ってきてから自分の席に置かれた唐揚げ定食を見て、首をかしげて荷物を持って店を出て行きました。


どうやら会計を済ませた後、トイレに入ったようです。


なんとなく横目で見ていた自分は、この時点で「バイト君、注文を持ってくる席を間違えてるんじゃないか?」と思ってました。


が、すでに間違いを指摘するタイミングは逸してました。


それにONE PIECEを読んでいますから、待たされる時間はあまり気にはなりません。




それからさらに数分後、厨房から洗い物をする音が聞こえてきます。


すでに自分が注文してから25分が経過、間違えられていることはほぼ間違いない状況なので、バイト君に呼びかけました。


『30分近く経つけど、注文がまだ来ないんだけど。』


普通に食事に入った店なら、もっと早い段階でクレーム付けてますが、ヒマつぶしで入ってる店ですから。


別にメシ喰う時間が少々遅くなったところで大したダメージでもないので、別に腹は立てていませんでした。


しょ~がないな~って気分ですかね。




バイト君は少し狼狽して


「あ、すみません!ご注文は何にしますか?」


『いや、注文を取ってないんじゃなくて、30分くらい前に注文したものがまだ来てないんだけど。』


というと、バイト君は即座に後ろを振り向き4つ向こうの席を見ました。


やっぱりか。


「申し訳ありません、持って来る席を間違えたみたいで、、、すぐ作り直しますので・・・」


すでに30分近く放置された唐揚げ定食をそのまま置きやがったら、自分的にもキレてOKラインですが、慌てた風ながらも冷静に対処してました、バイト君。


で、バイト君は申し訳なさそうに厨房の奥の調理担当の女性に報告します。




「すみません、コレ違えて持って行ったんですけど・・・」


「ん?席を間違えたん?」


「はい」


「あら~~・・・、すぐ作り直すから。ちゃんとお客さんに謝った?」


「はい」


「お客さんの顔と席を覚えとか無いとイケンよ。」


「はい、、、これ(放置定食)どうしたらいいですか?」


「んー、、、自分食べたら?これまだ食べられるでしょ」


「いや、ちょっと今はキツイです。」


「あ、お客さんにドリンクを持って行ってあげて。もう一回ちゃんと誤ってね。」


「はい」




と、まあバイト君と責任者っぽい厨房の女性の会話がされてました。


厨房の女性はそんな怒った風でもなく、親戚の子に話す叔母ちゃんといった感じでしたか。


ちなみに、この二人の会話、



店内にまる聞こえです。



ああ、今からバイト君がもう一回誤りに来るんだな~と店内の客全員が思っていたことでしょう。


ちょっとした晒し者になってますよ、自分。

バイト君がおずおずとやって来ました。


「あの、申し訳ありませんでした。ドリンクサービスしますんで、ご注文をどうぞ。」




サービスってことは、無駄になった唐揚げ定食とドリンクが店の丸損になるわけだ。


自分のミスで店に損害出させてるってことを自覚せにゃいかんよ。


てなことを思いつつ、別に喉が乾いていたわけでもなく、怒っていたわけでもなかったので、「ちゃんと作り直してくれれば気を遣わなくていいよ、ミスも社会勉強だ少年」という気持ちで、


「いや、別にいいよ」


と断りました。


バイト君は厨房に戻り、厨房の女性に


「いらん、って言われました」


厨房の女性はちょっと低いトーンで


「ああ、、、そう。。。」




もちろん、店内に丸聞こえです。



・・・これって「余計な事せんでエエから、はよ作ってこいや!」って言ったように聞こえない?


ねえ、バイト君?俺、完全にキレてるって他の客に思われてない?




ちょっとして、バイト君が作り直した唐揚げ定食を持ってきて、


「申し訳ありません、お待たせしました」


さらに、ちょっとして厨房の女性もやってきて、


「本当に申し訳ありませんでした。ドリンクはよろしかったですか?遠慮なく言ってくださいね」



しつこいですが、店内に丸聞こえです。




別に怒っているわけでもないのに、他の客も居る中でものすごく低姿勢で扱われることのバツの悪さがわかってもらえるでしょうか?


いや、ほんとキレてないですから~


普通の店なら話し声なんかもしてるでしょうが、みんな漫画読んでますんで、店内は静粛しています。


あまりのバツの悪さに、前読んだONE PIECEを読み直しただけで最新巻を読むことなく店を出ました。


もちろん、会計のときにもめっちゃ丁寧に誤られました。


こんなことなら、素直にドリンクもらっときゃよかった。




というのが一ヶ月くらい前の話なんですが、結局モリアVSルフィの戦いはどーなったんでしょうか???