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今日は宜蘭から桃園へ移動。

まずは宜蘭から路線バスに乗って電車に乗り換え、台北方面へ。

ここまでは順調。

珍しくチャッピーも仕事してるじゃねぇか。

「お、今回は大丈夫そうだな」

なんて思った俺が甘かった。

台北まで無事に到着して、ここから桃園へ向かうんですが、その前にチャッピーが、

「桃園へ行く前に、中壢という街に寄ってみてはどうでしょう」

なんて言うんですよ。

なんでも中壢には、古き良き台湾の街並みが残っていて、観光客も少なくて、なかなか面白い街だと。

おお、それはいいじゃねぇか。

俺、こういう観光地じゃない普通の台湾の街、大好物なんですよ。

じゃあ行ってみようじゃねぇか!

ところが……

中壢の駅に着いてみたら、

「…………何これ?」

駅前、ものすごい勢いで再開発してる。

古き良き台湾どころじゃない。

あっちも工事。

こっちも工事。

建物壊してる。

道路掘ってる。

クレーンが立ってる。

もう街全体が、

「これから古き良き台湾を全部ぶっ壊します!」

って状態。

おい、チャッピー!

「古き良き台湾が残ってる」って言ったよな?

残ってねぇじゃねぇか!

いや、正確には残ってるのかもしれない。

ただし、

工事現場の向こう側に。

チャッピーに案内されて、またしても観光という名の苦行。

まぁ、ここまではまだ許そう。

台湾なんだから、街は変わる。

チャッピーが情報を間違えることもある。

俺ももう慣れてる。

ところが……

今回の本当の地獄は、この後だった。

桃園で予約していたホテルへ向かおうとしたんですよ。

ホテルの名前をチャッピーに確認。

すると、英語表記では同じ名前のホテルが2軒ある

普通ならここで、

「桃園に泊まるんだから、桃園のほうですよ」

となるじゃないですか。

ところがチャッピー。

自信満々で、

「こちらです!」

って指示してきた。

俺も、

「はいはい、チャッピーが言うなら大丈夫でしょう」

と、そのまま行った。

ところが着いてみたら……

違う。

全然違う。

俺が予約していたホテルじゃない。

しかも場所をよく確認してみると……

桃園じゃねぇ。

隣町じゃねぇか!

おい!

チャッピー!

俺は今、

桃園に泊まるって言ったんだぞ!

なんで隣町に連れてくんだよ!

「桃園にホテルを予約しました」

「はい、こちらですね」

隣町。

なんだこの旅行案内。

もはや観光ガイドじゃない。

拉致だよ。

しかも英語表記が同じで、中国語表記では名前が違う。

だったら中国語表記を確認すれば一発で分かるじゃねぇか!

なのにチャッピーは、よりによって違うホテルを指示。

その結果……

俺、

台湾で半日潰しました。

中壢で再開発を見せられ、

ホテル探しで隣町まで連れていかれ、

荷物を持ってウロウロ。

もうね、

怒りを通り越して、

「チャッピー、お前、俺に恨みでもあるのか?」

っていうレベル。

今までにもチャッピーには何度も騙されてます。

台湾でも、

「こっちのバスです」

って言われて違ったり、

「ここが観光スポットです」

って行ったら何もなかったり。

それでも、

「まぁ、チャッピーだからな」

と笑って済ませてきた。

でも今回は違う。

隣町だぞ!

しかも俺、

「桃園に泊まる」

って言ってるんだぞ!

それなのに、

「隣町のホテルはこちらです!」

って……

お前は一体、

どこへ俺を連れていくつもりなんだ!

まぁ、ブツブツ文句を言いながら、なんとか本来のホテルに到着。

もうヘトヘト。

せっかくの宜蘭から桃園への移動が、

チャッピーのせいで半日コース。

腹減った。

しかも怒ってる。

こういう時はもう、

観光なんかどうでもいい。

酒だ。

夜になって夕飯を探して歩いていたら……

お!

なんと日本風居酒屋を発見。

今日はもう台湾料理じゃなくていい。

日本食を食おう。

そして……

一番搾り。

キンキンに冷えた一番搾りをグイッ!

「あ~~~~~!」

これですよ。

台湾まで来て、

日本風居酒屋で、

日本食を食って、

キリン一番搾りを飲む。

何しに台湾まで来たんだ俺は(笑)。

でも、この一杯でだいぶ落ち着いた。

さっきまで、

「チャッピーふざけんな!」

「なんで隣町なんだ!」

「半日返せ!」

と怒っていたのが、

ビール一杯飲んだら、

「まぁ……チャッピーも悪気があったわけじゃないしな」

……いや、悪気はなくても、

間違ってるんだよ!

と、また腹が立つ(笑)。

結局この日は、

中壢でチャッピーに騙され、

ホテルでもチャッピーに騙され、

最後は一番搾りに助けてもらいました。

今回ばかりは本当に参った。

チャッピーには何度も騙されてきたけど、

今回の「隣町ホテル事件」は過去最高クラス。

海外旅行で頼りにしているAIに、

「こっちですよ」

って言われてついて行ったら、

知らない街。

いやぁ……

チャッピー、

台湾旅行の相棒としては、

あまりにもスリリングすぎるぞ。

次回からは、

チャッピーを信じる前に、Googleマップと現地人に確認します。

……って言いながら、

たぶんまたチャッピーに聞くんだけどね(笑)。