熊本も道の駅多かったです。でも割とみんな個性的。近いと似てくるものですが、あまりそういった負の印象は受けませんでした。違いを見ようと努めていたからか?
さて、熊本県山鹿市の七城メロンドームで見つけたのはこれ。
じゃなくて(これも美味しかったですが)……。
菊池・鹿本地区に伝わる郷土菓子です。原材料は大豆、小麦粉、黒砂糖といたってシンプル。炒った大豆が中にそのまま入っています。買ったものは産地にもこだわっていて、七城産の大豆を使っていました。
こちらも農繁期のおやつとして味わわれてきたようですが、祭りや祝いの席でも食されたようです。貴重な砂糖や栄養価の高い大豆を使っているのをみても当時の人が楽しみに食べていたのがうかがい知れます。しっかり蒸して作ることからも特別な食べ物だったのでしょう。
東北の大豆を使った郷土菓子といえば青大豆を使う「ずんだ」が著名でしょうか。岩手の「豆すっとぎ(しとぎ)」もやはり青大豆を使います。お盆の御供えに使ったということからも大豆は貴重な食べ物だという認識だったと思います。
モチっとした食感と黒砂糖の風味、大豆の香ばしさがマッチした素敵なお菓子でした。作り手が少ないのか、七城でしかみられませんでしたが、見つけたら是非味わってもらいたい味です。
ご馳走様でした!

