端午の節句のスイーツといえば?

自分は「柏餅」と答えるでしょうね。皆さんはどうですか? その柏餅で折しもGWの頃、三重の道の駅でショックを受けたことを今でも覚えています。

「柏の葉っぱじゃない……」

そう、柏の葉で餅を包むのは万国共通ではなかったのです。何やら丸っこい葉は後で調べたところ「サルトリイバラ」という植物の葉であると知りました。これは柏の木が西日本にあまり自生しないことから、代用として使われたのだといいます。

そもそもこの柏餅は江戸で武家文化と結びついた為、確立されたスイーツ(例の縁起がいい云々の奴です)。関東に自生していた柏の葉を利用した訳ですが、参覲交代や街道を旅すり人の間で他地域にも広がっていきました。しかし柏の自生しないエリアでは代用するしかなく、名前こそ一緒でも巻かれる葉が違うという現象が発生した訳です。


で、今日の本題。
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さんきら餅

大分県の道の駅みえで購入しました。正に三重で見たあの葉っぱです。「さんきら」とはサルトリイバラの別称で、言ってみれば「何で柏に縁もゆかりもないのに柏餅と呼ばないかんのか!」とシンプルに名前を付けた結果でしょうね。或いは当時の藩政を考えると江戸と同じ名で呼ぶことを嫌がったか? そうなると植生に関わらず色々な呼名が出てくるので、一度検証してみたいなぁ。

ちなみに端午の節句にはちまきを食べるエリアもありますが、これはまた別の機会に。