小学校二年生の時に、同級生の可愛いおさげ髪の女の子が急に転校することになった。


で、みんなでプレゼントを持ち寄ってその女の子に渡すことになった。


その頃から先生に睨まれてた悪ガキで問題児だったわたしは、珍しく何をプレゼントしようか悩んでいた。



いや、正確に言うと「何をプレゼントしようか」ではなかった。


「プレゼントを買うお金をどうしようか?」

賽銭箱ひっくり返し、根こそぎ戴く荒業は、すでに小学校に上がる前、実の父親に力で封じ込められたばかりだった。


仕方なく、親戚に貰ったスヌーピーの載ってた雑誌の付録やキリヌキ(笑)をスクラップしたものを箱に入れてプレゼントしといた。


生意気に不良少年を気取ってた頃なのでスゲー恥ずかしかったけど、母親に相談してそれに決めた。




気にいってもらえたかどうかは知るよしも無かったけれども、近所に住んで居たこともあってか、その女の子が自分にお返しをくれた。



コミックス本かな、と想像はついたけども、家に帰るまで開封をしなかった。




家に帰ってからお返しくれたの思い出して、ランドセルから取り出して封を開けたらちょっとだけニヤッとさせられた。




「ケンカの聖書(バイブル)」

(著者不明)

「なんだそりゃ」と、一瞬思ったけども。(笑)

幼なじみのあの子はその頃の私に芽生えていた凶暴性の増幅とそれに併せてガラスのような繊細さを備えていた両方とも見抜いていたのだった。



(ケンカをするなというのはこの人に言っても聞かない。ならばせめてそのケンカの中に掟を持ってほしい。何も罪の無い人を理由無く傷つけるのは止してほしい。)などなど、無言のメッセージがこのタイトルの本を選んだ行為に込められて居たように思う。


それから高校世代位までは、喧嘩街道まっしぐらだったっけ。(笑)




「ケンカは一対一で、武器持たないでやる」とか、基本的なことをあの子にプレゼント貰ったせいで、(?)ずいぶん早くから覚えさせられたような気もします。



今から思えば貰っといてよかったのかな?
劇画で武士道精神を擦り込まれたような気もするしね。




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