なかなか書き終わらなかった揚州旅行記、いい加減終わらせることにします。

揚州2日目はホテルに朝食ブュッフェがあるにも関わらず、有名なお店で美味しい点心を食べましょうと同行の人に言われたので、一緒にお店に行きました。


この日の早朝は零下だったみたいで空気がキーンと冷たくて。暖かいお店の中に入った時にはちょっとホッとしました。しかもテーブルにはほわんと蒸気の上がった熱々の蒸籠があちこちに積まれています。


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{9A04013A-60F5-4282-BA53-0C746E0B3811}こちらが有名な老舗です、店構えに歴史を感じる。

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美味しそうな包子が見える!



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よそのテーブルはおじいちゃん、おばあちゃん、親子三代親戚一同みんなでテーブルを囲んで賑やかでした。


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これは汤干丝といって前日にも食べた干丝にごま油を効かせたお出汁が浸してある料理。運ばれて来た時はもっときれいに盛り付けられていたのにシャッターチャンスを逃し、同行者さんが料理を混ぜて食べやすくしちゃった後だったのでこんな写真でスミマセン。でもこの料理、本当に日本人にあう味でした。



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肉汁がジュワ〜



この地の人はウイークデーの朝でもこんなゆったりした朝食を食べるのが習慣だそうです、しかも親子三代揃って。なんて贅沢なんでしょう!?上海でサラリーマンをしていたら考えられない生活です。これこそが本当の豊かさではないでしょうか?

おじいちゃんやおばあちゃんの誕生日もみんなで集まってお祝いするみたいでした。和気藹々とこれぞ中国といった光景でした。この地の老人はほんと幸せですね、思わず自分たちの不憫な親の事を思い出さずにはいられませんでした。

ここで同行者さんが包子のお土産を買って持たせてくれました。この幸せな地の幸せな気分を大事に持ち帰って頂きました。老後は揚州、いいなあ。


揚州の写真を微信にアップしたら中国人の好友さんから   烟花三月下扬州   とコメントをもらいました。李白の詩でしょうか?


【黄鹤楼送孟浩然之广陵】 作者:李白
故人西辞黄鹤楼,烟花三月下扬州。孤帆远影碧空尽,惟见长江天际流。

提示:老友告别黄鹤楼,阳春三月顺流而下东去扬州。一片孤帆远远地消失在蓝天尽头,只见长江水滚滚向天边流去。



黄鶴楼にて孟浩然の広陵にゆくを送る

故人西のかた 黄鶴樓を辭し 
烟花三月 揚州に下る 
孤帆の遠影 碧空に盡き
唯見る長江の 天際に流るるを


揚州は春には花々が咲き柳の緑も美しく、春に観光行くのがお勧めだそうです。この詩の中の3月とは旧暦の事なので西暦だと4月の頃、まさに花の開く季節です。


揚州は唐の時代には北の長安と並び、栄えていた街だそうです。日本で言えばさしづめ奈良のような雰囲気でした。確か奈良と姉妹都市とどこかに書いてありました。


やはりまだ終わらないので、6に続く。