第17期将王決定戦第1節1回戦 | μむっくの「まーじゃん千転万倒」

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ミューのむっく、こと麻将連合むく大樹です。
2016/1/1付けで認定プロに。
主に公式戦の報告をメインに、麻雀のことを中心に。
たまには天鳳の事でも書こうかな。
週一ペースでの更新を目標に!

一か月待ちわびた日が、ようやくやって来た。

まさか立てるとは、夢にも思っていなかった場所。

最高の舞台で、最上の相手との、最もストレスフルな15半荘が始まる。

将王決定戦初日。

 

今年のリーグ戦と違い、昨年までと同じ14時開始。

前日に神戸でのツアーに参加したが、疲れは残っていなそう。

いつもと同じ時間に起床して、準備に取り掛かる。

午前中にスポーツジムで体を動かしてから行こうと思っていたが、残念ながら月曜定休日。

自宅で軽く筋トレをして、近所を散歩してから会場へ向かう。

 

以前の職場でもある、スリアロαスタジオに到着。

通常のリーグ戦と同じか、それよりも緊張はなさそうだ。

オープニングの選手紹介など、諸々の準備を終え、一回戦に入る。

 

東一局、記念すべき初アガリをものにする。

 

通常この巡目この待ちならリーチでも構わなそうではあるが、原さんの東トイツ落としと、それに対抗しようとしている藤原さんをケアして、無難にヤミテンを選択し、すぐに2000を獲得。

通常のマージャンと異なり、ピンフ+1ハンの手はさほどリーチ効率が良いというわけでもないので、ある程度マイナス材料があれば、すぐにヤミテン寄りになるイメージ。

 

続いてすぐに追加点チャンスがやってくる。

 

通常なら手替わり待ちのヤミテンもありだろうが、が少ないので、そもそも有効な手変わりが少なく、武則さんの仕掛けを楽させたくないのもあり、リーチを選択。

しかし、原さんに攻め返され、かわされてしまう。

親とはいえ、ドラなし1シャンテンから、ノータイムで反撃に向かう原さんから決定戦への熱意を感じ、ドラ2を潰されたのにもかかわらず、なぜかちょっと嬉しくなってしまい、変な気分になる。

 

しかし、その後チートイツドラ2をアガった武則さんに、自ら得意と称する見事な「先行逃げ切り」をお披露目されてしまう。

特にやられたのが南3局武則さんの仕掛け。

何てことない遠い仕掛けのようではあるが、この点棒状況でトップ目親に仕掛けられると、コレガタマラナイ。

安いなら早い、遅いなら高い、確率は低いだろうが、どちらも兼ね備えていることもあるかも。

特に微差2着のむっくは絶対に振り込みたくない。

そんな心理を見事についた素晴らしい仕掛け。

実際、

が2枚ないということもあり、ここで早めにブレーキを踏んでしまい、

一歩進んだ時にはもう手遅れ、完全に破壊されてしまう。

幸い攻め返したとしてもアガリはなかったようではあるが、万が一アガリ逃しでもしていようものなら、もはやここで試合終了まである。

恐ろしい。

 

オーラスを迎えて超微差の2着目親。

絶好のツモで、テンパイする。

点差が点差なので、アガリそのものがかなり偉い。

とはいえ、さすがにこの巡目では1シャンテン戻しを選択。

しかし、タラレバのと、アガリ逃した後に、原さん藤原さん両者にテンパイされてしまい、ベタオリ。

打ったら死亡、ツモられても大失点と、生きた心地のしない数巡を迎えることになる。

何も起こらず無事2着逃げ切り。

+3.7