『人のセックスを笑うな』(07・日本/137分)
★★
監督:井口奈巳
出演:永作博美 松山ケンイチ 蒼井優
2月公開
突然ですが
年下の男の子は好きですか???
萌えますか???(///∇//)
振り回したいですか???
萌えてさらに振り回したい願望がある
30代から40代の女性はチャンスです
どうぞ、この映画を見に行ってください。
振り回されたいM系男子もどうぞ
でも、人生酸いも甘いもかみ分けて、恋愛ナンてくだらん!と思う方
チマチマした男にイラっとくる百戦錬磨の恋愛の達人
にはおススメしません
この作品は
39歳の女性美術教師ゆりと19歳の男子大学生みるめの恋愛がテーマになっております
20歳の年齢差も近年、さほどめずらしくはありませんが
この映画には
教師と生徒、そして不倫
というタブー的立場が付属されており
その設定が、19歳の純情な恋心をふりまわし、
映画にドラマ性をもたらすわけです
・・・が!
・・・が!!
・・・がが!!!
なぜだか、この映画はまったく切なくない・・・( ̄_ ̄ i)
私だけ?
設定と役者がそろっているにも関わらず
胸がキュンとはちきれるような展開がないのです
それには、きっと監督の演出方が私に合わないのかもしれません
一にも二にも、とにかく間が長い
長すぎる
たぶん本編の5分の1は”間”で構成されているのでは?
空気をよめというのか?
サスペンス的展開なら、空気も楽しめるが
内容が恋愛で上映時間130分超えは正直きつい(=◇=;)
そして、自然な感じを引き出そうと
永作博美&松山ケンイチ
にアドリブで本気に”カップらせている”
この妙にリアルな撮影方法
それはまるで
カップル盗撮の瞬間のよう
ではないか!
わかるよ。分かる!
何を見せたいかは分かるよ!
けど、演出とタイトルがリアルなわりに
この控えめなイチャつき度は何?
ええんよ、別に。
濡れ場が見たいわけではないさ。
でも、この生ぬるい感は何?∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
パンチがないよね。
全体的に(-з-)。
あと、切なくない原因は
みるめと旦那の間で、ゆりがまったく揺れないからです
ゆりの「最終的には旦那です」感がありありと伺えて、
結果が見えてしまっている
「みるめくんもう諦めときよ~」って忠告したくなり冷めてくる
その叶わない思いが切ないじゃない?って思う人も多いだろうけど、
そこまで共感できる何かがこの映画にはなかったのよね。
でも、メイン4人の出演者はすっごくいい
童貞には見えないけど、松山ケンイチの年下ぶりもよかった
そんな年下を翻弄する永作博美の
「だって、みるめ君に”さわって”みたかったんだもん」
この
天然小悪魔炸裂!!!
なセリフが一番ツボ
えぇ!!!
と思いながらも、ちょっと共感できました
たまに、電車乗ってても制服の高校生やカッコいい男の子がいると触りたくなるもんね
・・・・って
もしかしてこれ衝撃発言!?!?
いやいや、別に痴女はしてませんよ(汗)
でも、制服に萌えるのは、男性だけではありませんから。
制服を征服願望は誰にでもあるはず
(ホンマか?)
あと、相変わらず
蒼井優ちゃんはいいね~。
何やってもウマイ!\(゜□゜)/
一番感心したのは、優ちゃんの歩き方が美大生だったこと
微妙なポイントですけどね
そういう細かいところでキャラクターの説得力がでるんですよ
今回は、密かにみるめ君に片思いしているボーイッシュな女の子えんちゃんの役
優ちゃんの片思い演技に一番共感できました。
特にみるめと2人で観覧車に乗るシーン
女心、恋心の分からない恋愛初心者みるめに苛立つえんちゃん
片思いの切なさがグッと伝わってきた名シーンです
そんなえんちゃんを、また密かに想う、忍成くんも控えめでいい演技してたわ