(C) 2006 TWENTIETH CENTURY FOX
『ラストキング・オブ・スコットランド』(06・アメリカ 125分)
★★★☆
監督 ケヴィン・マクドナル
出演 フォレスト・ウィテカー ジェームズ・マカヴォイ ケリー・ワシントン
3月10日(土)公開
今日は、昨日アカデミーで主演男優賞を受賞したフォレスト・ウィテカー主演の『ラストキング・オブ・スコットランド』をご紹介
まず、フォレスト・ウィテカー
つるべ
似てません?
笑福亭鶴瓶
上の写真はちょっと違うかな。
でも、映画業界では昔から噂されてました。
どう?
メガネかけたら超ソックリ
でも、主演男優賞みごとでした
昨年のフィリップ・シーモア・ホフマンもそうですが、今まで脇役ばっかりだった俳優が、主演で認められてアカデミー賞を獲得できるなんて、すばらしい事です。彼自身も、「サウスセントラルで育ったこの男がこんな賞を手にできるなんて」と感極まってました。 そうか~、サウスセントラル出身・・。そりゃあ色々あっただろうなぁ
しかし、満場一致の見解やと思います。それほどの演技してました
心を許してしまうチャーミングな笑顔から、だんだん独裁者になっていく・・・。その圧倒的な演技力は鳥肌もんです。この方は監督としても才能あるんですよ!
で、もう1人の主役ともいえる
スコットランド人の医師を演じた
ジェームズ・マカヴォイ
どきゅん
ゴメンナサイ。この映画の彼、超かっこいいです(≧▽≦)
彼は少し堺雅人さんに似てます。
つるべと堺雅人の共演はなかなか日本じゃみれません
まだ新人さんですが、どっかで見た顔やなぁ~と思って調べると、
『ナルニア国物語』にタムナスさん役で出てたんですね。
そうそう!タムナスさん!
覚えてる?
末っ子が一番始めに出会う、下半身が鹿(?)トナカイ(?)のタムナスさんです。
雪国で肌露出のタムナスさん
この映画では特殊メイクしてましたが、あの時からその下に隠れたカッコよさは伝わってました。気付いてました。男前に
今回は素顔で、ちょっと人生にすぐ流され気味になる青年を好演
ラストはとんでもない運命に巻き込まれるんですけどね・・
ちなみに、ちょっと王子系
そこで、気付いた
日本の元祖?王子系アイドル
堂本光一
彼と、生年月日一緒だわ
1979年1月1日
27年前のお正月は、日本とスコットランドで王子が誕生した瞬間だったんですね(´∀`)
ほほう~
1971年。医大を卒業したニコラス・ギャリガン(ジェームズ・マカヴォイ)は、刺激を求めてスコットランドを飛び出しウガンダへ。ムガンボ村の診療所で医師として働きだした。その時、ウガンダでは軍事クーデターによってオボテ政権が崩壊。新しい大統領の座にアミン(フォレスト・ウィテカー)が就いたばかりだった。アミンは、国民の指示を集める希望の星として大歓声の中迎えられた。
そんなアミンとニコラスが偶然の事故により運命の出会いを果たす。アミンの治療を担当したニコラスのことをスコットランド人ということもあり大いに気に入った大統領は、村を出て大統領専属の医師にならないかと声をかけるのだった。それを承諾したニコラスは様々な形で大統領のサポートをするまでに信頼を得る。だが、ニコラスはだんだんとアミンの残虐で独裁的な本当の姿に気付いていく・・・。
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上では、見た目のことばかり書きましたが・・・(反省)
実在の独裁政治を実行した非情な大統領の話です
青年医師は想像の人物。
実話半分・フィクション半分。
映画的に本当によくできています
メッセージが強く、少し残酷なところもあるので、かなり大人向けの映画かな。
社会派。ちなみにR-15です。
無知のこわさ。
大統領の思い込みと権力で、惨殺された人がいる歴史。
事実だけがもつあるリアリティ
ルワンダの大虐殺を描いた作品『ルワンダの涙』もそうですが、こういう映画こそ大きくロードショーするべきですよね。『蒼き狼』じゃなくて・・・
数々の映画賞を総なめにしているこの作品の監督は
『運命を分けたザイル』
というドキュメンタリー半分、再現映像半分、という特殊な映画を撮った
ケヴィン・マクドナルド監督
この監督は、才能豊かにして
どうやら半分半分が好きなようですね。
な~んて