『エクステ』 | 夢中毒のすべて

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(C) 2007「エクステ」フィルムパートナーズ

『エクステ』(07・日本 107分)
★★☆
監督・脚本・原案 園子温
出演 栗山千明 大杉蓮 
2月17日(土)公開

やっぱさ、ホラーはさ、こうでなくっちゃね!ねっ!ジャック

テンションガタ落ちの時に観ると、元気出るかもしれません

「エクステ」血

付けたくなくなるかもしれません。

私は髪のエクステには微塵も興味はありませんが、映画の『エクステ』は大好きになりました。

園子温バンザイ!涙!バンザイ!血!バンザイ!怨!

この作品は彼の原案です。毎日こんな事を考えてるのでしょうか?

・・・・・。

ヘンタイです。

ヘンタイ以外の何者でもありません。

大杉蓮のセリフに 「ヘンタイいうなぁ~!!」っていうものがあります。

あれは、子温の心の叫びでしょうか?


それはさておき、まずストーリーのご紹介を。

STORY
主人公・優子(栗山千明)は、美容師のたまご。スタイリストになるために毎日仕事と、カットの練習に余念が無い。一方、優子とはまったく別のところである変死体が見つかる。横浜港に到着したコンテナから大量の髪の毛と一緒に見つかった少女の遺体は、一旦、警察の遺体安置所に移動されたもののすぐに盗まれてしまう。盗んだ犯人は、遺体安置所の管理人で、極度の髪フェチ男・山崎(大杉蓮)。 少女の遺体から死後もキレイな髪が生え続けることを知った山崎が持ち帰ってしまったのだ。
 その遺体から生えた髪の毛をエクステに作り変え、知り合いの美容院に売りに行く山崎。すると、そのエクステをつけた瞬間、死者の怨念がとんでもない惨事を引き起こしてしまった。その事件を知った山崎は、ますますその少女の遺体を愛でるようになる。そして、ある日。優子の働く美容院に山崎がエクステを売りにやってきた・・・・!

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この映画のいいところは、主人公の優子と山崎が始めは全く別の所にいて、接点は全然ないのに、ちゃ~んと最後に向けてうまいこと話がつながっていく所。
明と暗で、2つのストーリーが見事に平行に同時進行していって、ある所で交わる。その描き方がうまいグッド!

ほ~って感じでしたすげ~

それと、髪のVFXね!すごい迫力爆弾気持ち悪いったらありゃしないまりもっこり

どこから、生えてくんね~ん!ってツッコミたくなります。

毛穴の無い所からワッサワッさ・・

そして、最近、テーマに幼児虐待が良く絡めてありますねぇ。
まぁ、『長い散歩』は大方そのテーマのままですけど、『エクステ』にも『口裂け女』にも幼児虐待が出てきます。

映画には時代が現われますからねムムムその一つでしょうか。そればっかり増えるのも悲しい事実です。

ホラーとしては良いですひらめき電球韓国映画の『鬘(かつら)』より全然いいですビックリマーク

でも、園子温も黒沢清同様、ラストにはっちゃけるクセが・・・笑

大杉蓮はよくこの役を引き受けたなと感心してしまう・・・。Σ(=°ω°=;ノ)ノ

最後はもう化け物でした(笑)